概要
売れ残り騎士と感情のない引退聖女。縁談回避が目的の不純な婚約の行方は。
【25年1月24日・角川文庫さんより書籍化されました】
救国の聖女、リネッタ。二年間の巡礼を終えた彼女は、自分の婚約者に伯爵家次男クウィルを指名した。
顔すら知らない聖女との婚約を王家から打診されたクウィルは、縁談回避のためだけにこれを承知してしまう。
巡礼を終えた聖女は、感情を失くした人形だった。恋愛ごとに興味のないクウィルはこれ幸いと婚約者を迎え入れるのだが。
※※本作では名前のややこしさ回避のため、『爵位称号=姓』の形をとっています。また、史実の貴族社会とは異なる点が多々ございます。そもそも現実貴族は魔術撃ったりしないしな、ということでご理解賜りますよう、お願いいたします。(つまり、なんでも許せる人向け作品です)
婚約破棄、なかなか出ません。中盤までお待ちください。
※小説家になろうにも掲載しております。
救国の聖女、リネッタ。二年間の巡礼を終えた彼女は、自分の婚約者に伯爵家次男クウィルを指名した。
顔すら知らない聖女との婚約を王家から打診されたクウィルは、縁談回避のためだけにこれを承知してしまう。
巡礼を終えた聖女は、感情を失くした人形だった。恋愛ごとに興味のないクウィルはこれ幸いと婚約者を迎え入れるのだが。
※※本作では名前のややこしさ回避のため、『爵位称号=姓』の形をとっています。また、史実の貴族社会とは異なる点が多々ございます。そもそも現実貴族は魔術撃ったりしないしな、ということでご理解賜りますよう、お願いいたします。(つまり、なんでも許せる人向け作品です)
婚約破棄、なかなか出ません。中盤までお待ちください。
※小説家になろうにも掲載しております。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!聖女として感情が無と成した彼女が幼き頃のヒーローを夫に望む婚姻譚
幼き頃魔獣を襲われている所を助けられたヒロインがその後聖女に選ばれ、2年に渉巡礼の旅と、その旅を終えても続く聖剣に宿る邪悪な魂からの肉体を伴わない凌辱を受け、人として持ちうる感情が希薄となり、3つ数えると感情が無になる、所謂人形と成してしまう。一方ヒーローは、亡国人の血を引いた容貌から自他共に疎み疎まれ、結婚願望が無いまま、騎士として職務に専念するのみの生き方であったが、聖女は、巡礼後古来より王族かそれに列する家門に嫁ぐ慣習に、今世の聖女相手に貴族派閥のバランスを考慮して似合う殿方がいない為、聖女自ら選んだ相手が、このヒーローとなるも、彼は望まない婚約に嫌気が差し、婚約時に贈る誓約錠を安価品…続きを読む
- ★★★ Excellent!!!聖女と野獣の恋物語。感動で涙が止まらず、気合を入れて読んだ秀作です
感情を無くした聖女さまが婚約者に指名したのは、獣のように粗暴な黒騎士、クウィル。
恋愛に興味がない上に、会ったこともない聖女さまのご指名を受け、適当な婚約錠を送ることから始まります。
聖剣との長年にわたる巡礼で感情を無くした聖女さまと、どちらかというと自分の感情に素直な騎士の、切なくて、幸せな恋物語です。
クウィルが所属する騎士団の面々、ライバルの色男など、魅力的なキャラクター描写に心躍り、読むのが本当に楽しみな作品でした。
おもしろすぎて、順番が回ってきたら気合いを入れたほどです。
なにより、聖女さまの芯の強さが、女性として好感が持てます。
リネッタが強かったから、彼女は、婚約者をはじ…続きを読む