駆け落ちした母に立腹していた伯父家族に、母が亡くなった後引き取られるも、その扱いは使用人以下で、母が自慢していた娘の髪色も義伯母や従姉妹には疎まれる事となり、汚らしい染色を強いられ、食事もまともに与えられず家事をする事を強制させられていた。終いには、後の婚約者から手籠すんでの所まで組み敷かれると、発見した伯父から家を追い出されるはめとなり、行く当てなく彷徨う森で駆ける馬に出会し、急停止した馬に跨っていた男性が落馬。腕を骨折する重傷を負われたヒロインが突然の出来事と、それまでの疲労と空腹で失神。ヒロインを不憫に思った怪我を負った彼や彼の従者が、ヒロインを彼の邸に連れ帰り、養生を施した。その際、染色していたヒロインの髪色が鮮やかな色彩であった事やヒロインの生い立ちや人柄に彼が絆され、一方ヒロインも彼の心遣いに恋慕し、身分差ながら結ばれるシンデレラストーリーに感激しました。彼が愛する彼女の為に、彼女を虐めていた伯父家族やレイプを及んだ従姉妹の婚約者への、ざまぁ、の展開もスッキリとした気持ちにさせて頂き、素敵な作品に感謝します。