一筋縄でいかないユフィリアとレオヴァルトの距離がいつ近づくか

ヒロインのユフィリアが愛する夫・王弟レオヴァルトの悲劇的な死の予知夢を見るプロローグを読み、切ない気持ちに胸がキューンとなって引き込まれました。その死を避けるためにユフィリアは無能なクズ聖女を装っていますが、その陰で人々を救っていてとても健気でジーンときます。ですが結局レオヴァルト様(ひたすらかっこよい!)はユフィリアの婚約者にされてしまいます。

レオヴァルトは教会では忌み嫌われる黒騎士であり、この婚約を受け入れなければならない事情がありました。それで彼は、最初ユフィリアに塩対応だったのですが、彼女の事情を知るにつれ、彼女に惹かれていきます。でもユフィリアは彼と距離を取ろうとしていて2人の関係は一筋縄ではいきません。そういう感じでレオヴァルトが理由なしにいきなりユフィリアを溺愛しないので、納得して楽しめるのがいいです。続きを楽しみにしています!

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