ヒロインのへレーナが最初は前の婚約者の時と同じく家の為にと我慢しているのに対して、新たに縁談を申し込んで来たエリオットが、少しずつ距離を縮めようと真っ直ぐに好意を示していく所が素敵です!
愛が重いように思える所もあるかもしれませんが、その分、一途にへレーナを思ってるのがよく伝わってきます。
作中に登場するお菓子もとてもおいしそうで、それがまた二人の間に育まれている甘い愛情を表現しているようにも思えてとても素敵です!
段々と深まっていく愛情と共に驚きの展開も待っていて、読んでいてどきどきしてしまいました。
是非一度読んでみて欲しい、素敵なお話です!
貴族同士の結婚は、家の結びつきを意味し、互いの家にとってメリットを生じさせる。
ローゼン伯爵家の長女、ヘレーナもまた、傾いてしまった家のために結婚しようとしていた。
しかし婚約相手であるスヴァンテは、ヘレーナの前で堂々と浮気をする者だった。
我慢を強いられる日々に登場したのがアーレンシュトルプ侯爵家の長男、エリオットである。
一目惚れした瞬間から、ヘレーナを手に入れる手腕もさることながら、こちらも人前で堂々と……。
片時も離れたくない、という溺愛っぷりである。
せめて人前では止めない、と言いたくなるほど。
あと落ち着け、とも。
それほどまでの溺愛を発揮するエリオットです。
甘々とヤンデレ好きさんには是非、読んでもらいたい作品です。
婚約者に大切にされていなかったヘレーナを見初めたエリオットが、あの手この手で彼女を最愛の妻に娶る溺愛ヒストリカル!
「とにかく甘いお話が読みたい!」
「徹底的に愛されたい!!」
「ちょっとやりすぎなんじゃないかってくらいヤンデレなのがいい!!」
そんな淑女たちに大満足いただける一作となっております✨
お読みになる際は甘いものは控え、ぜひ、いつもより濃いめのブラックコーヒーをお供にどうぞ。それでちょうどいい、いや、一杯だけじゃ足りないかもしれません。どのページを捲っても、幸せで甘々なひと時が広がっていますので。
優雅な貴族社会の描写たっぷりなのも見どころです!
溺愛作品をお探しの方、ぜひご一読あれ!
とにかく甘やかしてくれる。とにかく尽くしてくれる。
けれど、彼女に近づく者や傷つける者は決して許さない。どんな手を使ってでも、排除する。
そんなお砂糖たっぷりの甘い愛とどこまでも暗い闇を待ち合わせたエリオット。
彼の行動原理はただ一つ。愛してやまないヘレーナのため。
こんなに愛されてしまうと、ヘレーナももう抜け出せませんよね。彼女はもう、エリオットの愛の沼へ。
それでも、エリオットの心配は尽きません。ヘレーナに寄ってくる者はいないかと目を光らせています。本当に好きなんだな、愛しているんだなと、読んでいて痛いほど伝わってきました。
皆様も、エリオットの愛と闇、そして彼の愛を一身に受けるヘレーナの物語をお楽しみください。