「前世が陰陽師の伯爵令嬢」
このワードの掛け合わせだけで読者をわくわくさせてしまう、和と洋のとマリアージュ!
大人気な異世界ファンタジーの世界で陰陽師のお仕事が垣間見えるなんて、お得すぎやしませんか⁉
しかも呪文を唱えるなんちゃって陰陽師ではなく、きちんと下調べされた上でオリジナリティを加えられている、手厚い読者サービス。ありがたや、ありがたや。
何より、前世陰陽師な伯爵令嬢ルシアと剣狂ジョスランの男女バディ感が絶妙!
ジョスランからの熱いアプローチはあれど、ルシアをあくまで「ヒロイン」ではなく「女性主人公」として立たせてくれたことが、私は嬉しかったです。
女性が異世界に来たからって、徹底的に溺愛されて猫可愛がりされなければならない、なんてことはありませんからね。
女性がバリバリ活躍する時代だからこそ「無条件に愛されたい」という欲求が市場に溢れているような気もしますが、女性だって、守られているだけじゃなくて、戦いたい――そういう「かっこいい女性主人公」を求めている読者の一人として、最後まで楽しく拝読させていただきました。
王室や貴族たちの間に蔓延る呪いを「お見舞い」し、「変人令嬢」から「お見舞い係」へ地位を高めていくルシアの爽快な活躍っぷりを、ぜひお楽しみください!
そして最新話のやり直し予告によると、今後さらにパワーアップされるとのこと。
ジョスランとクロヴィスがルシアを巡ってラブい戦いをしちゃったりするのでしょうか。戦う女性主人公がその強さを周囲に認められながら愛されるお話はもっと大好きなので、わくわくが止まりません!
ぜひ今作で履修して、新たなお見舞い係の活躍を楽しみましょう!
舞台は異世界。ヒロインは真言を唱えることで禍(わざわい)を祓う、元・陰陽師だった前世の記憶をもつ伯爵令嬢。そして行動を共にするバディは、普通の人には見えないものが「視える」腕利きの剣狂。
そんな、西洋と東洋両方のファンタジー要素が好きな方なら、一度で二度も三度も味わえる贅沢でおいしい作品です。
上流階級を中心に闇深さや陰謀が渦巻く世界で、ヒロインたちは各自それぞれの強みを活かしながら、一切合切お見舞い申す。
時には苦難もあるけれど、それに抗いなおも立ち向かう姿は、読者として何度も応援したくなるに違いありません。
陰陽師をあまりよく知らない方でも、安心して読めます。戦う女性の活躍をぜひ!
前世では女陰陽師を嫌った派閥に呪い殺されてしまった主人公。
しかし、死後生まれ変わるのだが、その先が異世界のしかも伯爵令嬢という身分。
前世の知識も力もある。
今度は、伯爵令嬢ルシアとして、人々を救うお見舞いがかりとして生きる。
伯爵令嬢の言葉でお気付きだろうが、今作は西洋ファンタジーと陰陽師が融合した作品となっている。
これが、何ともマッチして面白い。
魔法が失われた世界では、陰陽師は異質。けれども、貴族の世界とは陰謀渦巻き、闇も深い。だからこそ、陰陽師として活躍するルシアがまた映える!
そして、バディとして騎士のジョスランとの活躍も是非ご覧いただきたい。
陰陽師として活躍する格好良い伯爵令嬢、オススメです。
前世は陰陽師だったという伯爵令嬢。
さらにその能力で貴族たちの『呪い』を祓う。
という和と洋を融合させた本作品。
けれど人の恨みや妬みは、世界共通事項であるため、『お見舞い係』として活躍する。
元陰陽師といえど、現在は伯爵令嬢であるルシアの行動は、やはり奇異に見えてしまうため、なかなか周りの理解を得られない。
だからといって、ルシアの名誉を押し上げてくれるヒーローが現れたり、無双が始まったりするわけではない。
常に逆境の中、立ち向かうルシアの姿は、本当にカッコよく。
それを支える周囲の人々も魅力的。
昨今のご都合主義に疲れた方は必見です!
忖度無しの物語を是非、読んでみてください。
尚、陰陽師の知識がなくても大丈夫です。
ファンタジー×陰陽師。
西洋と東洋がうまい具合に混ざり合い、この独自の世界観がとても丁寧に作られて描かれているので、読み始めればどっぷりとお話に浸かることができます。
前世が陰陽師な伯爵令嬢ルシア。彼女は「お見舞い係」です。この「お見舞い係」については、ぜひ作品内でどのようなものかご覧ください。
後に剣狂と呼ばれるジョスランと組み、二人で「お見舞い係」として活躍していきます。これがまた息が合っていて、活躍がとても痛快です。
しかし、やはり王族や貴族社会には陰謀がつきもの。「お見舞い係」の二人もまた巻き込まれていきます。
一体、誰が首謀者なのか。まさか、この人……!? とヒヤヒヤハラハラの連続&わたしの推しがそうだったらどうしようと心配しながら見守っていました。
バディの良さ、伯爵令嬢が陰陽師として祓っていく姿、謎、etc……と要素が盛り沢山。
皆様もぜひ、読んでみてください。
伯爵令嬢のルシアの前世は、女陰陽師である。そして今世のルシアもまた、その力と五大明王の加護を持っていた――。
そんな彼女は、「お見舞い係」である。お見舞い係というのがどのようなものかは、ぜひ作中で確認して欲しい。
剣と魔法と陰陽道、それだけでわくわくしませんか。陰陽道をうまく異世界に落とし込んで、独自のものともして、その手腕を賞賛したいです。
いつの世も、陰謀や人の業とは渦巻くもの。前世でも今世でも、多分人の本質というものは変わらないのでしょう。
だからこそ、「お見舞い係」の活躍なのです。騎士であるジョスランと共に活躍するルシアを、時にはハラハラし、手に汗を握り、喜び、そんな風に見守りました。
「お見舞い」は最後にどのような結末を迎えるのか。見守っていただきたく思います。
ぜひご一読ください。