概要
砂漠で燃える激しく苛烈な愛と焔。不可視をみる魔女は、誰を選ぶのか?
砂漠に生まれたアーティカが、砂礫の帝国の後宮へ入れられそうになっていたところ、異国の異端審問官ヴィンスに攫われるようにして捕えられてしまった。
アーティカは、見えないものを見通す力を持つ魔女で、アーティカが造るレンズは未来を見通すレンズだから。
はじめはヴィンスに警戒心を抱くアーティカだが、魔女としてではなく、ひとりの人間として優しく接するヴィンスに心を開き、惹かれてゆく。
アーティカは魔女、ヴィンスは異端審問官。
相反する立場でありながら、ヴィンスもアーティカ同様に異能の力を持つ人間だった。
ヴィンスには、自身の異能の暴走により、大切な人を傷つけてしまった過去がある。
アーティカには、自分の魔女としての異能が理由で、自国が砂礫の帝国に攻め滅ぼされてしまった痛みがある。
立場は違えど、抱
アーティカは、見えないものを見通す力を持つ魔女で、アーティカが造るレンズは未来を見通すレンズだから。
はじめはヴィンスに警戒心を抱くアーティカだが、魔女としてではなく、ひとりの人間として優しく接するヴィンスに心を開き、惹かれてゆく。
アーティカは魔女、ヴィンスは異端審問官。
相反する立場でありながら、ヴィンスもアーティカ同様に異能の力を持つ人間だった。
ヴィンスには、自身の異能の暴走により、大切な人を傷つけてしまった過去がある。
アーティカには、自分の魔女としての異能が理由で、自国が砂礫の帝国に攻め滅ぼされてしまった痛みがある。
立場は違えど、抱
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人外になりかけている者たちの恋とレンズ
レンズ造りに情熱を注ぐ魔女アーティカ。彼女を捕らえた異端審問官ヴァンス。二人にそれぞれ背負うものや弱さ、人間でなくなりかけている危うさもまた、恋を胸に迫らせます。敵であるはずの皇帝ザーフィルの魅力も、三角関係を見たことのない形状に歪ませて、面白いと言う他ないです。
特殊な世界観の中で異能が成り立ち、魔女はいわゆる魔女ではない特殊な立場にあって、荒ぶる禍々しさが漂いつつ、おどろおどろせずに砂漠の乾いた大気に合う爽やかさも含んでいるように見えます。そんな異能の不思議が物語の大きな魅力の一つです。
恋とレンズの物語。明らか面白そう、面白いです。
皆様におすすめします。 - ★★★ Excellent!!!面白い!!夜更かしして読んでしまった!!!!
滅ぼされた国のお姫様である砂漠の国の魔女アーティカには、未来が見える。
アーティカが作るレンズは、誰にでも未来を見せてくれる。その内容はレンズによって様々だ。
そんなアーティカを巡る三角関係と、それぞれの想い……。
ネタバレになってしまうため、あまり語れないが、滅ぼされた国のお姫様、魔女、砂漠の国、不可視のレンズ、異端査問官、立場の違う恋、三角関係、皇帝……このワードに少しでもトキメキを覚えた方は、是非読んでみて欲しい。
ただし、寝る前にちょっとだけ……はお勧めしない。なぜなら、私のように途中で読むのを止められず、夢中になって寝不足になるからだ。
ラブもファンタジーも大満足!!
続きを楽…続きを読む