王太子妃に成るべく各国に赴き個人的友好に励んできたが、その甲斐も虚しく王太子に理解されず、祖国留守の隙に妹に王太子妃の座を奪われるヒロインに、王家直系の公爵から婚約の申し出があり、それまでの彼女の外交の成果を公爵領で発揮出来るとの想いで快諾し、公爵夫人となり、その後国王となった王太子と王妃となった妹の勝手な振る舞いや外交での相手国へのリスペクトの無さに周囲の不満が増え、王妃の不貞が露見し、国王夫妻がヒロインとその夫に代わるという、展開にワクワク感を持って読了した次第です。
姉を出し抜き王太子妃から王妃となる妹のお花畑な思考と外交での傲慢さは天晴と揶揄したくなる心情となりました。