アルピと雪の妖精

ある北国は一年も冬が続く異常事態へ陥り、その小さな村に住む少年アルピは内心近々、
この厳しさすぎる環境ゆえに、前から何度も多々ノロマだの役立たずだの悪口を、口々に
散々吐かれ続けた自分自身が、いつに村まで追い出されるのかとおびえる毎日であった。

だがそんなある日極寒近い外でアルピへと、突然何かが激突して驚きながらも受け入れ、
その小さい人外は己を雪の妖精だって言い、ネージュと名のって事情話しだすのだった。
曰く一年も冬季が続く問題解決はたすため、言うネージュであったが実はある秘密あり。

はたして、続く冬季と少年及び妖精お互い、その運命はどうなるのか――



（本作品は元々別サイトのイベント用で、『私が冬を嫌いな理由〈ワケ〉』投稿フェア参加済みです）