すらすら読めました。はじめはよくある追放復讐ざまぁかと思いましたが、意外に硬派なストーリーであり、昔ながらの熱血主人公におもしろさを覚えました。錬金術師としても一般的な魔術師としても能力のある主人公が追放されるのはいささか不可解に思いましたが、ダメな国政によって戦局が苦しくなるなんてのはいつの世もあり得ることですからね。戦闘描写も仲間との絆もしっかり描かれているので、王道のファンタジーとしての楽しみ方ができるのはいいですね。
魔術師団から有能な後方支援要員が追放される?いやいや、普通に考えたら有能過ぎる後方支援要員を失うお馬鹿な軍とか馬鹿過ぎます。 その後の展開や主人公以外にも優秀な味方が増えていくのは良い感じです。 すらすら読めるのが好感度アップですね。
追放もの&成り上がりの王道ストーリーに、遺跡の謎や古代文明の要素が絡むことでオリジナリティを演出しているという印象です。「古代遺跡」「封印」「特別な指輪」などが主人公の冒険を彩ることで、王道ながらも興味を引かれながら読むことができました