昆布とは引き出すもの。ATMも引き出すもの。おもしろいですね。出汁が違うんだ出汁が。
一度見たら忘れられないほどタイトルの引きが強すぎる。ATMから昆布が出るなんてとんでもないシチュエーションなのに、世間の行動は変わらないのだなというシュールな雰囲気がシニカルで面白い。作者の途方もない想像力の世界に飲まれていく感覚は心地よい。余韻ある読後感も良く、面白みが凝縮された秀逸な短編です。ぜひ読んでいただきたい。
SNSが急速に発展した現代。いや、発展したのは人の見栄と承認欲求なのでしょうかね。最後のお父さんのようになりたいものです。心に残る作品でした!
物語はある日突然、ATMからお金と昆布が出できたことから始まります。なぜお金と一緒に昆布が出できたのか?なぜ昆布でなければいけないのか?不思議な昆布の話。1月25日 安藤栞
読ませてもらいました昆布のATM気になる気になるそれで出汁取りたい(笑)
こういう、真面目に面白い話を書いた作品が大好きなので、楽しく読ませていただきました。