ある夏の日の1コマを描いた短編小説です。2人の掛け合いが面白くて元気をもらいました。ついクスッとしてしまうオチも用意されています。
夏という季節、振り返って……ああだったね、こうだったねって何気ない会話を交わす男女のお話です。2人からすれば色んな事があったけど、それでも平穏な日々に癒されます。きっと夏が終わっても、2人らしい新しい思い出を作っていくのでしょうね。
夏の最後の1ページを刻もうと思い出作りに奔走するふたりの男女の関係を、それと表する描写がないにもかかわらずありありと想像できる愉快な会話劇に魅せられた。恋人なのかきょうだいなのか夫婦なのかそれはわからないけれど、すごく良い関係であるふたりに幸あれ。