概要
これは死者となった令嬢が、「第二の人生」で本当の愛を知る物語。
孤独を知る辺境伯や個性豊かな魔物たちの暮らす、少し奇妙だけど温かい黒曜城にようこそ!
***
無実の罪で追放され、その夜、刺し殺されたカナリヤ。
――そこで生涯を終えたはずだった。
目を覚ますと、豪奢な部屋の温かなベッドの上。
目の前には、魔物たちの住む黒曜城の主――美しい青年サリオンがいた。
「カナリヤは僕のお嫁さんだよ!」
サリオンは"魔王の魂"を宿し、死者を操るネクロマンサー。
触れた生き物の生命を奪ってしまう体質ゆえに孤独に育ち、黒曜城では魔物たちだけを家族のように従えている。
そんな彼が、初めて心から求めたのが――蘇ったカナリヤだった。
右頬に火傷を負い、自分に自信のないカナリヤ。
傲慢で不器用なのに
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!人生いっぺん死んでからが、本番
生前の行いが良かった人は、死後に天国へ行く――
それは宗教上の寓話だと思われてきた。
けれど、この物語のカナリヤは、まさに死後の世界を歩いていく。
ネクロマンサーと共に、天国としか思えない場所を。
鼓動を刻まない冷たい心臓が、いつしか熱い想いを歌いだす。
そんな再生の物語が、この作品には静かに息づいている。
ただし、この天国の野原に咲くのは人食い植物。
白馬の王子さまの乗り物は、黒銀のドラゴンだ。
ラブラブなデートも、なかなかにスリリングである。
それでも、ネクロマンサーの愛は不器用で、どこか可愛らしい。
優しさは押しつけがましくなく、救いは声高に語られない。
ツライ現実を生きている…続きを読む - ★★★ Excellent!!!幸せになってくれなきゃ困る! もっと幸せになるところを愛でたい!
気づけば最新話まで完走していました。
冒頭、あまりにも救いのないカナリヤの運命に「なんて酷いことを……!」と拳を握りしめましたが、そこからの展開が最高すぎました。
この物語の魅力は、なんといっても「ギャップの黄金比」です。
死者を操る恐ろしいネクロマンサー・サリオン様。
その実態が、「初めての恋に空回りする、不器用な大型犬(ただし最強)」 だなんて、誰が予想できたでしょうか?
彼がカナリヤに向ける「溺愛」は、もはや暴力的なまでの直球。
自信のないカナリヤの心の氷を、物理(圧倒的愛)で溶かしていく様は、見ていて清々しい!
不幸のどん底にいたカナリヤが、少しずつ、本当に少…続きを読む - ★★★ Excellent!!!追放から寵愛を受ける人形へ甘い逆転人生物語
1章まで読んでのレビューです。
追放から始まり、読み始めたら止まらないタイプでした。
無実の罪を着せられた令嬢が命まで奪われてしまう展開はつらいんですが、そこからネクロマンサーに“人形として蘇るはずが、意識ありで復活”っていう流れが最高に気になる…!
ネクロマンサーの寵愛も重すぎず絶妙で(いや、ちょっと重いかもしれない)、魔物たちも愉快でかわいくて、暗い始まりなのに読後感がちゃんと明るいのが好きです。
主人公が人生を立て直していく感じも応援したくなります。
1話ずつの長さもちょうどよくてサクサク読めるし、情景もスッと頭に入ってくるので読みやすさも◎。
追放した家のその後も含めて、続きが…続きを読む