エドウィン、メイナード共に悲惨な出来事が起きてもそれに屈しない強さ、ひたすらに「妹に会う」という強い希望と肉親への思いが強く家族に対する愛を感じた作品でした。
メインキャラ枠でないキャラクターの描写もしっかりと描かれており、そこにも「己が妹に酷いことをしたから帰る場所がない」と嘆くほど家族に優しい人なのだと暖かみを感じました。
またそれぞれの生い立ちに悲しき過去があれどそれを乗り越えていこうとする人間的な強さも表れていて励まされるところもありました。
数々の戦いの中で、生きることに対して諦めない強さにも煌めきがあったように感じています。
全体として「家族とは陽だまりのような暖かさと優しさに包まれたものなのだ」という家族の在り方を教えてもらえたような気がします。
いつか全てのキャラクターが報われる日を願って。
読んで楽しかったと思うと同時に、私の心が救われる作品でした。
この作品が投稿されたことに感謝いたします。