ネガティブなゲートキーパーと、明るい“ひきこもり”の掛け合いが軽妙で読みやすい一方、ふとした瞬間に刺さる感情の描き方が印象的。正しさだけでは救えない関係性と、それでも寄り添おうとする不器用さが、静かに余韻を残す作品でした。
レイコの嘘、すっぽかし、電話に出ないなど、実際に「ひきこもりの人にありがちな行動パターン」が丁寧に描かれてて、すごかったです。
例え人はどん底だとか、共依存だとか、言いたい事を言って指を差したとしても、ここには生命の輝きと、愛がある。どうか、この二人がどんな困難にぶつかっても離れ離れになりませんように。
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