概要
名札のない部屋に、配達されるものがある。
条件の良すぎるマンションを見つけ、恋人と二人で引っ越すことにした〈私〉。
契約時に唯一気になったのは、ポストと玄関ドアにフルネームを明示することという奇妙な条項だった。
違和感を覚えながらも契約し、引っ越し初日を迎える。
契約時に唯一気になったのは、ポストと玄関ドアにフルネームを明示することという奇妙な条項だった。
違和感を覚えながらも契約し、引っ越し初日を迎える。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!その「名前」、誰に見せるためのものですか?
「格安・最上階・南向き」。
不動産屋が提示したあまりに完璧な条件に、あなたは胸を躍らせるはずです。
しかし、契約書にひっそりと刻まれた「不可解な一項目」を目にした瞬間、物語の温度は一気に「あ、これダメな物件かも」と空気が冷たくなりました。
本作の白眉は、読者の日常にある「当たり前」を、じわじわと異形なものへ変貌させていく手鮮やかさです。
「ポストにはフルネームを」。
ただそれだけの約束事が、これほどまでに重く、そして恐ろしい意味を持つとは誰が予想できるでしょうか。ルールを遵守する「私」と、それを鼻で笑う「彼」。
二人の温度差が、逃げ場のないマンションの一室で、取り返し…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ピンポーン
怖いです。
あまり、一人の夜とかに読まない方がいいかもしれません。
思うにホラーにはある程度、理不尽と不条理が必要と思っており、舞台になるこのマンションにも謎のルールが存在しました。
それは、郵便ポスト、玄関のドアプレートに『必ず』フルネームを記載すること。
もちろん個人は個人で守らねばならないこの時代で、そんなルールにバカ真面目に従う人間はいないだろう。だが、このマンションの住民は違った。
主人公も、格安、最上階、日当たり良好。こんな条件で借りれる誘惑に負けて従ってしまった。
しかしそこから起きることは……。
そうですねえ。某掲示板の、洒落怖とか。世にも奇妙な物語に通…続きを読む