概要
そこは深い山の中。残すか、退くか。一世一代の肝試し!
そこは、須磨支店の出張所扱いでした。
古くから付き合いのある須磨の御大尽の
希望で置かれたというその出張所は、海が
近い須磨よりも寧ろ六甲の深い山の中に
ありました。
抑も、何故あんなに山深い場所に銀行の
出張所を置かねばならなかったのか…。
まさか、あんな物凄い経験が出来るとは!
…それも又、人生なのでしょうね。
【神隠異聞】
古くから付き合いのある須磨の御大尽の
希望で置かれたというその出張所は、海が
近い須磨よりも寧ろ六甲の深い山の中に
ありました。
抑も、何故あんなに山深い場所に銀行の
出張所を置かねばならなかったのか…。
まさか、あんな物凄い経験が出来るとは!
…それも又、人生なのでしょうね。
【神隠異聞】
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!こちら六甲山中狼妖峠前出張所!
笠原氏が藤崎氏へ語る体験談。
それが本作の体裁です。
定年間近の彼へ所属するメガバンクが命じたのは、出張所の閉鎖業務。
〝狼妖峠出張所〟
そう呼ばれる任地は、兵庫県の六甲山の山中にありました。
同氏がこの場所で経験した世にも稀なる事柄とは。
そして語られる、この銀行の出張所の長い因果と因縁と奇縁の物語とは。
まずは作品冒頭。
詩情溢れる景色のなかに建つ、赤と黒の色彩のコントラスをまとう木造平屋である狼妖峠出張所。
そこへ、いたる道程には梔子の香が漂います。
小野塚さんの描かれる世界には、いつも彩りと、植物の香りが備わっています。
この深い情趣のなかで現し世と幽世の端境、あわいの際…続きを読む