概要
汝ら公務員として協力同心し、もののけより国家を奉護せよ
東京の公立高校に転校してきた一年生のイチカは、上京してからサイレンのような耳鳴りがするようになる。
それは耳鳴りではなく、とあるモノの声だった──。
東京郊外・武蔵野台地で繰り広げられる国家防衛戦。
*用語解説*
「ヒトリボッチ」:古来から武蔵野地域やその周辺で発生する霊体生物。放っておくと集合体となり、最終的にはダイダラボッチと呼ばれる巨人として具現する。
具現したダイダラボッチは天変地異を引き起こしながら千代田区を目指して移動すると伝えられており、それを防ぐために国より討伐命令が出されている。現在は当該地域にある各自治体が討伐公務を引き受けているが、ヒトリボッチに対抗する特殊な能力を持つ職員の人数が足りていない。
「能力」:東京を流れる多摩川、荒川、入間川の三つの川で区切られた土地
それは耳鳴りではなく、とあるモノの声だった──。
東京郊外・武蔵野台地で繰り広げられる国家防衛戦。
*用語解説*
「ヒトリボッチ」:古来から武蔵野地域やその周辺で発生する霊体生物。放っておくと集合体となり、最終的にはダイダラボッチと呼ばれる巨人として具現する。
具現したダイダラボッチは天変地異を引き起こしながら千代田区を目指して移動すると伝えられており、それを防ぐために国より討伐命令が出されている。現在は当該地域にある各自治体が討伐公務を引き受けているが、ヒトリボッチに対抗する特殊な能力を持つ職員の人数が足りていない。
「能力」:東京を流れる多摩川、荒川、入間川の三つの川で区切られた土地
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!耳鳴りの正体は、国家防衛の警報だった──異能公務員バトル
東京郊外に転校してきた高校生・イチカを襲う謎の「耳鳴り」。その正体は、武蔵野の伝承に伝わる霊体生物「ヒトリボッチ」の鳴き声だった。
放置すれば巨人ダイダラボッチとなり天災を引き起こすそれを、特殊能力を持つ「影の公務員」たちが秘密裏に討伐している。スカウトされたイチカは、妹の学費のため、空飛ぶ巨大マンタとの初戦闘へ。
日本神話×異能バトル×地方公務という独自の世界観が新鮮。主人公の能力が「帯電体質」という身近な設定から始まり、雲上での放電バトルへ発展する展開が爽快!
「妹のため」というシンプルな動機で戦いに身を投じる主人公の覚悟が、短編ながらしっかり伝わる一作。続きが読みたくなる。