仕事終わりの冷えたビールと、網の上で弾ける脂。活気あふれる焼肉屋で交わされるのは、どこにでもある職場の親睦会「二枚舌」の由来、絶滅した生き物、そして「食育」の記憶。 楽しい会話が進むほどに、少しずつ世界が歪んでいく違和感。 彼らが語る「感謝」の本当の意味を知ったとき、見慣れた日常は一気に崩れ去ります。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(200文字)
極ありふれた会社の飲み会。焼肉を前に皆、楽しそうに談笑。肉に関するギャグなんか言い合って、幸せそうな風景…ん?今なんて言った?え?君たち、何を食べようとしているんだ…?本当に私たちが知っている焼肉なのか…?
親睦会にて、肉と酒とに舌鼓をうつ彼ら。あらゆる部位を味わって、部位当てクイズも盛りあがり……。その果てに待っていた「答え」に直面すれば、皆様もきっとゾクリとすることでしょう……。
同じ部署の上司と部下で、焼肉の網を囲みましょう。 会話だけで進む文体は、わいわいガヤガヤとした雰囲気がうまく出ています。 読むとお肉の知識も身に付きそう。 タンやマメ、イチボってどこの部位だか知ってます? ……これは失礼。 釈迦に説法、肉屋にトングでしたね。 では――――チョウチョは? さぁて、読みましょう。 そしてご唱和ください。 いただきます、と。
会社の親睦会で楽しく焼き肉を食べている。……のかと思いきや。最後まで読むとその怖さにゾッとする作品でした。
もっと見る