概要
エッグノッグを教えてくれた君へ
カクヨムコンテストお題『卵』に挑戦です。
少しでもお楽しみいただければ、幸いです。
実はこっそりと……拙作「話を聞かせて」の閑話にあたる話となっております
少しでもお楽しみいただければ、幸いです。
実はこっそりと……拙作「話を聞かせて」の閑話にあたる話となっております
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!このレシピはまだ未完成だから。
卵をベースに、牛乳や砂糖やスパイスを混ぜた温かい飲み物。それがエッグノッグ。
ラム酒やウイスキーを混ぜて作ることも多いけれど、あの日に君が教えてくれたレシピは子ども用のエッグノッグ。それはきっと、穏やかで独りぼっちの味。
だから人生をかけて、このレシピを完成させよう。未知なるスパイスを求めて、外の世界に探しに行こう。時には寒さに震える夜も、あの日の君の手の冷たさと重ねれば温かい夜になる。
この人生もこの心も、君にはまだ内緒のまま。それはまだ未完成のレシピだから。
穏やかで独りぼっちの君といつか、優しい味のエッグノッグを一緒に飲もう。
それはきっと、あの冬の日に聞こえた歌声のように、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!あの日のボーイソプラノをもう一度
物語は、静かなバーから始まる。
主人公はここの常連。
マスターとの気心知れた会話が耳に心地よい。
主人公は、マスターに「エッグノッグ」をアルコール抜きで注文した。
二ページ目からは、舞台が主人公の少年時代へと移る。
クリスマス直前、廃教会の誰もいない礼拝堂に響いていたボーイソプラノ。
その歌声の主は、ブロンドの少年だった――
ここからどのように「エッグノッグ」へと繋がるのか。
また、主人公がなぜ今の仕事を続けているのか。
遠い日の記憶が光に溶けてやさしく降るような、冬の日の掌編。
こんなバーのカウンターで、温かいエッグノッグを飲みながら読んでみたくなった。
著者曰く、この作品は『「…続きを読む