あづま乳業

蛇苺の花言葉は「可憐」らしい。でもとうの蛇苺自身はどう思っているのだろう。外側から見える姿だけでは、その花のことなんて、何も分かっていないのかも知れない。 夏の花に彩られた三編の…続きを読む

杏仁豆腐がテーブルに運ばれたらなぞなぞの始まり。 なんで白いの？　ミルクじゃないの？ 好きな人は何を考えているの？ 執筆している時だって、いつも頭の中はなぞなぞだらけ。 クイズを…続きを読む

がんばれ！　ははこ先生！　応援しに来ました！ カクヨムのスター、豆ははこ先生の10連首部門は「スマホ」について。 自分は変われない、なんて思い込み。実は機種変更なんて簡単なんだ。…続きを読む

恋愛小説家による恋愛短歌。 行間を読むとはいうけど、本心を明かすつもりがない人の気持ちを読むのは、超能力がないかぎり限界がある。行間から出てきて欲しい。真心をくれ！ 陥れる表現と…続きを読む

小説を書く時の心情を描いた短歌。 私たちはどうして創作をするのだろう。 建前と利害で張り詰めた現実の空間で、ありのままを出せる場所は一点たりともなく、途方もなくなる。その仮面をそ…続きを読む

作者さまのカクヨムコンテスト受賞後第一作。 「必ず嘘を吐く容疑者」という論理クイズで良く見るお題を大胆に小説化。 論理クイズの先入観を裏切るドタバタコメディで終始笑いっぱなしだし、…続きを読む

お菓子を検索して眺めているだけでも楽しい。いちご、チョコ、オレンジ、ホイップクリーム。ただしお菓子からの連想がことごとく黒系。もともと詩情が強い作家さんだけに、短歌もおもしろい。 …続きを読む

モキュメンタリーホラー・ミステリー。 けっこう驚きました。 1周目読んだとき、レシートの内容に違和感持たなかった。 たぶん数字がずらずら並んだレシートに対して、ちゃんと頭が働かな…続きを読む

樹木の魚が空を泳いでいる。そんな不思議な存在がいる村で因習が行われている。 こういった状況が気になる方向けの、ホラー寄りダークファンタジー。 終始、寓話っぽい。 今となっては長寿…続きを読む

文鳥がささくれ食べるって知りませんでした。毛繕いのつもりで食べてしまうらしい。手荒い愛情表現。調べたところ、文鳥は慣れると求愛行動（ダンス？　歌？）もやってくれるらしい。かわいいで…続きを読む

オクティシタ、もう戦わなくていいんだよ 天下無双のドラゴン「オクティシタ」は、深手を負い、再起不能に追い込まれる 再生施設セカンドライフセンターに移送されたオクティシタは、白銀龍…続きを読む

異世界ファンタジーの主人公が今まさに旅立つところで、ラブコメが始まってしまう話。 大魔神倒しに旅立つとか、今回は壮大なスケールの異世界ファンタジーかぁ～と思ったら、横から恋するヒ…続きを読む

春の季語「雉（きじ）」をテーマにしたホラー恋愛作品。 春うららかな恋の季節も、遠部さんにかかればホラー日和 歌会のような雅な冒頭から怪談へ 正体不明の妖の気味悪さに惹かれて読み…続きを読む

構造が面白くて、オチもある作品 ミステリー作家さん謹製の恋愛小説は、仕掛け玩具みたいに精密 詐欺を馴れ初めとした生活はうまく行き過ぎて訝しいけど、オチで納得。この作者さまの歯車に…続きを読む

「むかっとしながらもあいつが向けてくる視線は、太陽みたいに熱かった。 　――ねえ、この気持ちは何？」 その気持ち、もしかしたら恋かも知れませんよ？ 槙野光さんはふだん繊細な文体…続きを読む

ははこ先生、これめちゃめちゃ面白かったです！！ 立場上、博愛でなければダメだもの 平等という透明な壁が立ちはだかってる！ 「好きな人の好きな人」ってテーマで、個人じゃなくて、集…続きを読む

同日に公開された二作の短編のうちひとつ。付き合って1年目と50年目。こちらは50年目。1年目は、詩『ふたりの道を』 両方合わせてもわずか821文字程度 なのにこの二つを同時に読ん…続きを読む

幽霊を爆殺する女子高生シゲミ。 作者本人さえ「こんな人気するとは思わなかった」というサブキャラが、満を持して主人公になりました！！ みんなの夢が叶った！！　やった～っ！！ とにか…続きを読む

遠部さんのホラーの特徴はグラフィックやデザインの良さ。そして人情。 骨花。また「うわ……」ってなるような奇抜なデザインです。 そして人情も今回は恋物語です。切なく効いてます。 そ…続きを読む

笑わせてくる！ホラーなのに！ 軽妙な掛け合いに突っ込みつつ、最期はすとんとオチ 作者の手のひらで転がされていますね～ 長編ホラーで知られるジロギン2さんですが、 こちらの短編もジ…続きを読む

殺し屋VS心霊現象という、エイリアンVSプレデターみたいな展開が続きます。 「コメディホラー」 殺し屋側に人気キャラ「シゲミ」が登場します。 幽霊を物理的に爆殺するギャグキャラク…続きを読む

夜刀齋によって戦闘兵器として育てられた子ら。 その中で「斬一倍」という危険なほどの強個体が現れる。 逃亡した斬一倍。 どこに潜んでいるのか。 そして今日、斬一倍と名乗る者あり。 …続きを読む

目玉焼き。いつもは卵一つでウインクしてるのに、今日は卵二つでぱっちり目を開いてるんだって。 何かいいことあったのかな。それとも誰かと分けて食べるつもりなのかな？ 目玉焼きひとつか…続きを読む

読んでいくうち、自分を見透かされているようで震え上がりました 国語の問題？ なになに、そういうコメディと思っていたらザクッ 小説の書き手なら身に覚えありすぎ！ 恋愛小説が読み手に…続きを読む

ものものしい冒頭から始まる短くて長くつらい物語 結末にほっこり？ いや人生の悲哀を感じてしまいます 「ぼく」の流行りはとても短い でも、きみたちと遊べる日をいつだって待ってるん…続きを読む

気づかないことに気づかせてくれる。 古い世代って素直じゃないんだ。好きなもんを好きって言えない 好きと嫌いを反対に書く手紙。その設定が、現実の母と娘の、むすっとしたでもどこかお互…続きを読む

今作はメル友ですが、 ＳＮＳ空間でも、肉体よりも、心の姿が浮き彫りになる体験を私たちは日常しています その中で、実生活よりもなお共鳴し合う心を見つけてしまった時、出会うべきか、それ…続きを読む

カクヨムでは非常に有名な作品です。コメディ創作論で知られる作者さまですが、今作の横顔は凜としています。 古代ギリシャはもう遠い過去なのですが、魅力的なキャラクターによって現在進行…続きを読む

人間って空飛びますか？ 飛ぶんです。ははこさんがレストランに行くと！ カクヨムで大ブレイク、星500「多分、エッセイ。」がさらにパワーアップして帰ってきました 我が子さんとの掛け…続きを読む

山と人は一体です。 山の恵みによって、ふもとの民は生きてゆくから。 でもその心臓たる山が怪異であったらどうなるのでしょう。 巨大な包摂体は怒張した赤い瘤こぶを所々漲みなぎらせ、脈…続きを読む

遠部さんのホラーはホラーとして気味が悪いのですが、なんとも言えない情緒が流れていて不思議な気分になります パニックホラーではない、邦画みたいな幻想性と奥ゆかしさがあります まず設…続きを読む

睡眠の重要性が連日TVで取り上げられ、効果があるのかも分からないグッズも販売されている昨今。 どうやら「獏（ばく）」というペットを抱いて寝ると、よく眠れるらしいですよ？ 獏はとて…続きを読む

テーマ「濃い」 濃淡を糸の繋がりと感じたことが独創的 糸は一次元だけど、結ばれると立体になって陰を伴うし、それが縁にもなる 解けたら陰が薄く、編まれたら陰が濃いなんて、きっと人の…続きを読む

エッセイです。決して神話ではありません でもエッセイで「働いている」と書かれていたら何を思い浮かべますか？ ○○TOなんです！！ 「家を借りる」と書かれていたら何を思い浮かべま…続きを読む