概要
【短歌連作】目覚めたら彼のベッドの上であれ!セルフ眠剤服用チャレンジ
彼と出会い、やがてお別れするその後まで。
その時間経過を十の短歌で表現しました。
各句の間に何が起こったのか。
行間を想像しながら読んで頂けると、ストーリーが見えてきます。
※解釈によっては少し狂気的な句もありますが、作者の精神はいたって健康です!
その時間経過を十の短歌で表現しました。
各句の間に何が起こったのか。
行間を想像しながら読んで頂けると、ストーリーが見えてきます。
※解釈によっては少し狂気的な句もありますが、作者の精神はいたって健康です!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!行間から出てこい!
恋愛小説家による恋愛短歌。
行間を読むとはいうけど、本心を明かすつもりがない人の気持ちを読むのは、超能力がないかぎり限界がある。行間から出てきて欲しい。真心をくれ!
陥れる表現と、想いが上手く通じ合わないことで、短歌内で傷を増していく作中主体の本心。
外面と本心の分離を「行間」という言葉をつかって短歌に昇華にしたのが、とても秀逸と思いました。
行間に何かの行動が起こっているらしいので、10首でありながら見えない10首が別に存在する。
等身大の感受性のみずみずしい言葉と、運命や時空間を連想させるような言葉が織り交ぜられ不思議。
気に入った歌の感想。(※レビュアーの主観です)
「目覚…続きを読む - ★★★ Excellent!!!行間に宿る、ひと夏の錯覚
「吸殻の忘れ物さえ捨てられず 遺骨に炭素は残留しない」という一句に、私はそっと心を奪われました。
吸殻という、まさに生活の残骸のような存在――そこに残る微かな痕跡が、まるで過ぎ去った時間や人のぬくもりを語りかけてくるようで。そして一方、遺骨という静かな終着点には、炭素さえ残らないという無機質な現実。それはまるで「人の証」は本当に残るのかと、問いかけられているようにも感じられました。
触れられない“未練”や“悔い”が、日常の端々にそっと沈み込んでいて。理知と感情が交錯するこの作品の空気感が、読後もじんわりと胸に滲んで、しばらく離れませんでした。静かで、でも確かに生きている言葉たちですね…続きを読む