白銀比（シルヴァ・レイシオン）

道中の過程が宝だ 出会った仲間が宝だ 冒険や探検物語では良く聞くパターンです 冷静に見ると、それは凄くありふれた日常 しかし、今作はそのありふれている現象の焦点が事細かく、その…続きを読む

まるで一つの舞台を見たような感覚。 人の個の想いが交差し、考査していく物語。 この舞台に流れる音楽は、時にメロディアスで時にハードコア。 先進的でありながらもバロック音楽のよ…続きを読む

神武よりし偉大な、母なる蝦夷たちの祖であり最後の種 その身と御霊による贄の人柱が成せる神通力、その後の輪廻はどのように渦まき業と化す 荒波に揉まれ海流に運ばれ、怪域と化した海底…続きを読む

日本でも世界でも、時の権力者の都合がいいように「風習」「流行」という民意、民主を使ってきた歴史がある。 古くは「シャーマン」と言う有識者が民を導いてきたように 経験者の言葉は聞い…続きを読む

人の最大限の欲求 それは「性」でも「食」でも「睡眠」でも無い 「死への恐怖」 「生への渇望」 「独房ほどの孤独からの回避」 それらを体現したくば、これを読むしかない…… その意…続きを読む

恋愛ものとして読んでもいいと思います❤ 小生はあまり異世界やファンタジーに精通しておりませんので、評価できる立場では御座いませんが、それぞれの世界のジレンマ、生立ちや成り立ち、そ…続きを読む

私の様な「捻くれ者」には最高の演出でした(●´ω｀●) そうでなくても最後のアレはもう…… もし、細分化すれば長編としても描ける設定と内容を、短編にテンポよく纏める潔さと、中盤に…続きを読む

これはどこの　事柄じゃ
神崎さまの　理じゃ

読みはよいよい　オチはほっこり
ほっこりながらも
読みゃりゃんせ、詠みゃりゃんせ

いつもながら、外伝とも云わずに作品を越えて語られるｉｆや過去… 全ては一人の、いや、一つの「モノ」に纏わる大きな物語かもしれない… その存在は私たちの知り得ぬ大きなモノ もしく…続きを読む

「自業自得だ」 そう感じる人が実際に居る。 この世界の恐怖がリアルであり、誰にも訪れえる可能性を秘めている。 上には上が居る。そして下にも際限なく…… 目の前の自身へ憚る不幸ば…続きを読む

寄生虫のようなその「縁起物」は、はたして敵か味方か

敵だとしても
倒しても倒してもおそらく、起き上がってくることでしょう......

事象を隠すのも、別の事件の裏で動く方が目立たない。 別のことに意識が向いた人間は、足元は疎か目の前のことすら盲目となる。 それは罪でもなんでもなく、不可抗力だが……それが命取り…続きを読む

片隅に置き去られた遠い思い出。 呼び覚ますべきかどうか、全てが良い出来事とは限りません。 不安や心配から、思い出したくない事もある。 しかし 思う出すべきこともあり、それは警告…続きを読む

「思い出」とは決して自分の為だけではない。 ヒトの記憶に残ること、それは絶望か絶頂かの二択ではない。各々の見方が違うように、価値観や習慣が違うように、印象に残るモノも千差万別。 …続きを読む

ボタンがあれば、押したくなる 紐があれば、ひっぱりたくなる その後のことは、なぜか考えずに。 その衝動は操り人形と化した虚無からか、悪意がある好奇心からか…… シミュラクラ…続きを読む

女子の「ソレ」も、見方を変えるとホラーとなり得る。 人種であれ個であれ、国であれ組織であれ、閉鎖的な空間に歪みは生じる。 敵対心は時に身を守るが、更なる敵意を生むかもしれない。…続きを読む

ある日、街の中・・・・・・ 追いかけてくる謎の存在。 おウマさんやシカさんになれればどんなに気が楽なものかを考えざるを得ない。 見えない恐怖・・・見れない劣等感・・・そして、…続きを読む

「こけし」に宿るその恨み、憎悪はどこの何から生まれただろうか。 家族、一族、家系に古くからの呪いか、それとも・・・・・・ 和風、そして日本のオカルトは様々な地域、エリアから持ち…続きを読む

信じる、信じない 在る、無い そんな「ゼロサム思考」でオカルトは語れない。 【死後の世界と宇宙の果て】 それらは未だにロマンの集大成。 懐疑派とは否定しているのではない。信じた…続きを読む

「ホラー」「ＳＦ」「ファンタジー」等の類は、現実として経験することは出来ない。 読むも書くにも想像するしかなく、本作もその想像は「絵」としてかり立たせます。 「女」「花」「踏切…続きを読む

クイズという要素が組み込まれた、私にとっては新しい発想でした！ そしてそこに、この物語の根源があり「んんん？？」と、引き込む力があります。 クイズが好きな人なら必ず、お兄ちゃん…続きを読む

背景、そのバックグラウンドがどこまでか・・・・・・ 語られないその祖 きっかけはどこにあるのか。 なぜそこに誘われていたのか。それとももっと昔に何かがあったのか。 原因は人の業か、…続きを読む

すごく「夏」そして「子供時代」を感じます。 私も子供の時には『肝試し』をしたものです。その時の思い出と共に季節をも感じさせ、怖い想いとのアバンチュール❤ 小野塚さん節の「風情」が…続きを読む

人魚、猫、そして・・・ この「お話」が、どうのように本編【猫魔岬變】へと紡がれるのか・・・ 完結を待つのもまた一興。しかし、リアルタイムを楽しむもまた有意義。 どちらを選ぶのか、…続きを読む

視点や時空をグルグルするのが好きな人✋（私もです）には必見です(≧▽≦)

さぁ、『あなた』はどの立ち位置で着地しますか？
そして、この語り部の正体は…

小生は本作者様の「詩」をよく読ませて頂いてます。 常に個人が見る視点、感性、感覚と少しの「思考」をエッセンスとして加えていてそのバランスを保とうとする考察を感じます。 恋愛観、道…続きを読む

太古からの「因縁」「呪い」とは、医学が発展していない世界では謎の病気やウイルス、回虫といった目に見えず分からない「死」が憑きまとうことだということは、現代の私たちにとっては明らかだ…続きを読む

「スポーン」や「デビルマン」「ロールシャッハ」が大好きな私にとって憧れるダークヒーロー🌟
個人的にですが、是非シリーズ化して欲しいです(｡◕ˇдˇ​◕｡)/

一話完結オムニバスや短編集など、一つの作品の中で裏や一つの事件が繋がっていたというパターンは見た事がある。特にドラマではそう言った作りが多い。 しかし 作品をまたがって実は…という…続きを読む

暗くて黑い中に栄える、暁くて赫い忍び寄る「モノ」 闇の空間が全てを不安にさせ、新鮮な紅が確実なる致命的絶望を示す 自らの意思で足掻けない、大いなる箱の中に入れられたその先に 決定的…続きを読む

興味深く、面白い。 まるで芸術的感性による大人が読む絵本。 シュルレアリスムを感じる、ダリの絵を見ているかのような世界観です。 一つ一つがヒエロニムス・ボスが描く「快楽の園」のキャ…続きを読む

印象をそのまま言うと 「子供の頃に初めて見たときの風景」 何も知らない状態で見た"それ"は恐怖しかなかった その異空間へ強制的に連れられ、逃げ出したくても出来ない そんな情景を思い…続きを読む

中途半端な、アジア圏での映像化なんてしてほしくない。 ハリウッドか、日本のサンライズ制作アニメーションとしての映像化を求む。 ＳＦであれファンタジーであれ、リアリティや妥当性が世…続きを読む

現代では自己暗示やポジションシンキングといった意味合いで捉えられていがちな『言霊』 「乾杯」＝「完敗」 と戦後に変更させられた説があるほどに、言葉の力とはヒトラーの演説が絶大だっ…続きを読む

昔、日本では口語（話し言葉）と文語体（書き言葉）と使い分けられていた。 読み書きが出来るのは教育を受けた貴族、一部の人間だけであり密書や政治的イデオロギーが込められている物書きが「…続きを読む

みたいな視点が新しくて面白かったです(^^♪コメディ、パロディ感覚で、脇役（おばあさん視点など）と、広がりも感じました。