概要
親子関係、運命と、色々と「もつれ」てしまった話です。
お楽しみいただければ、幸いです。
お楽しみいただければ、幸いです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!あれ? 死んだのはどっち?
ホラー短編大得意の遠部右喬さんの、なんとも気味の悪い作品です。
「もつれ」というタイトル通り、キャラの人的つながりが、もつれまくっています。
息子を溺愛し、支配したがる母は、息子の彼女が出来たと知ると、そのバイト先に押しかけて喚き散らし、別れさせることに成功。それからも支配は強まるばかり。この支配から脱するには、僕は。。というストーリーです。
が、遠部さんのことですから、話はそう単純ではありません。途中から「あれ? どうなってるんだ?」となり、最後は、「死んだのはどっち?」っていう不可解な読後感が。。
あなたはどっちだと思いますか?
読んで確かめて下さいね。 - ★★★ Excellent!!!「けど、どっちがましだろう」
糸のもつれや痴情のもつれ。
「もつれ」という言葉は多種多様に、人間社会において使用され、その意味合いのほとんどは「並み大抵には解決しない事」を意味しているかと思います。
此度のお話の主要人物は「母親」と「息子」。
開始早々に衝撃的な展開を迎えつつ、決してそこで終わることのない世界は、単なる「平行世界」や「夢物語」と終えるのではなく、純粋に「もつれ」からなる世界です。
けど、どっちがましだろう。
その問いかけも、当初起きた現象の答えに対してではないところが、この作品の「もつれ」たるところ。
ご一読ください。
そして、もしその「もつれ」を解く方法が見つかるならば、教えてください。