小田島匠

　仕草ねなさんが、脳内インタビュアーと作家のひとり二役になって展開される、オモロ対談。 　とある方のレビューを読んで、「いやあ、もう昼休み終わってるんだけどなあ。いくら自由業だって…続きを読む

　前世のフヅキ女史の書かれた「かえる」をテーマにした５つの掌編集です。 　勝手にカーテン変えたり、髪型変えたりする同棲中の彼女に振り回され、仕方ないさと半ばあきらめている彼のお話で…続きを読む

　珍しい法王院優希さんの短編です。カクコン参加作ですね。 　最近大流行のＡＩを題材にした小説です。何しろ、主人公の名前が、永合刹那（えいあいせつな）なんですからｗ 　刹那は、クラ…続きを読む

　大分の七月七日さんの代表作とも言うべき作品です。これと「カッパ」「Gカップ桃太郎」が、フヅキ女史の三大作品ではないでしょうか。　 　本作は、とある若い男が、「ハネハエール」という…続きを読む

　うむ、これはよいです。夏目漱一郎さんの贈る、旧車好きのための、男の物語。 　何しろ、女性が一切出てきません。車を偏愛する男と、フィギュアを偏愛する男だけです。が、これが心地よい。…続きを読む

　重厚な異世界ファンタジーの書き手である、羅翕（ロシー）さんの短編集です。 　３編入っており、最初の二つは、５人の魔術師が力を授けた男の物語です。１話めは、その力を正しく使えずに滅…続きを読む

　都会でのお仕事を脱サラして白ネギ農家になった、夢神蒼茫さんの、ネギ４部作の一つです。メインとなるエッセイ「４０歳　白ネギ農家です。」の続編にあたる作品です。 　ですが、一読してび…続きを読む

　毛毛毛毛さんの最新作で、「肉フェス」への参加作品です。 　毎日、趣味でボーっと絵を描きつつも、あとは死ぬだけと自分で思っていた老人が、絵描きの若者と出会うことで、再び前進への意…続きを読む

　いかにも縞間さんらしい、会社と結婚に揺れるキャリアウーマンのお話です。管理職って言うくらいだから、３０代半ば？ 　そこそこの年収を貰い、しかし結婚も子供もそろそろリミット。そんな…続きを読む

　これは面白いですね。有名な「金の斧～」のお話も、天野さんの手にかかるとこうなるとは。 　主人公は、美しい女神、池に斧を落とした正直木こりに、金、銀、鉄、すべての斧を与えます。そし…続きを読む

　宮本賢治さんの最新作は、かの名作「茜旅」を彷彿とさせる旅グルメ小説です。 　主人公狐子は、人々の属性ごとのしっぽが見える女の子。そう、本編「Tail」のスピンオフです。が、しっぽ…続きを読む

　女流作家（たぶん）の「しろっこにー」さんのデビュー作です。今のところ、これ一作しかありませんが、これは相当いいですよ。 　わたくし、この手の心理描写多めの恋愛ものが大好きで、自…続きを読む

　ホラー主戦場の仁木一青さんの最新作です。評判よくて快調に★を伸ばしていますね。 　ホラー度は低め、どちらかというとコメディですね。 　主人公は、雨が降るたび、しょっちゅう傘を盗…続きを読む

　コメディ大好きの岩名理子さんの最新作です。うむ、これは面白い！　さすが、コメディを書き慣れた手練れの仕事という気が致します。 　主人公のОL降谷は、家が近いという理由で、イケメン…続きを読む

　亜咲加奈さんが、他の作家さんの交流からひらめいた作品を集めた掌編集です。 　暗ーい純文学とクスクスくるパロディが同居しておりまして、レビューの書き方にも困るのですがｗ、わたくしは…続きを読む

　ホラー短編大得意の遠部右喬さんの「話を聞かせて」の続編です。 　前回もよかったですが、今回はさらにいい！ 　話は、霊の見えるオカルトライターの「私」が、街中で見かけた少年の霊を…続きを読む

　四谷軒さんの最新作は、ブロマンスの歴史小説です。 　これがまた素晴らしかったです。安定のクオリティですね。 　主人公の経正は、８歳のときに稚児として仁和寺に入り、その主である覚…続きを読む

　鋭いエッセイの書き手、お仕事中の情シスさんの熱い叫びを綴った作品です。 　情シスさんのエッセイは、どれも極上ですね！ 　今回は、最近激増している、AI丸投げ小説への警鐘です。そ…続きを読む

　近頃、「なんか書けないんですよねー。書いてもボツにしての繰り返しで。。」とおっしゃっていたファラドゥンガさんが、ためてためてぶっ放してくれました！ 　１６００字の小編ですが、これ…続きを読む

　前世のフヅキ女史が途中で中断していたメイレイシリーズが、転生後に書き下ろしを加えてめでたく完結されました。が、これで成仏かと思いきや、「また帰ってくる」と、生に未練があるようです…続きを読む

　異世界ファンタジーの書き手、ウシュクベさんが初めて書かれた短編小説です。 　本作はスピンオフで、本編は「星の放浪記シリーズ」ですが、短編だけ読んでも、まったく問題ありません。 　…続きを読む

　ホラー短編の名手、遠部右喬さんの書かれた、秋の花にちなんだ３つの怪談です。 　遠部さんの「植物記」というコレクションに収蔵されています。 　第１話は男女の歴史もの（女郎花）、第２…続きを読む

　ほのぼのヒューマンドラマがお得意の幸まるさんが書いた「ふんどし小説」です。 　よいお話でした。祐里さんのふんどし企画の小説を読んでいると、同じ相撲とまわしでも、それぞれずいぶん趣…続きを読む

　近頃、焼き肉小説が飛び交っていると思ったら、企画やってたんですね。 　飯テロの第一人者、宮本賢治さんが満を持して参戦です。 　潔く、お色気もラブコメもなし。焼き肉一直線！　肉の…続きを読む

　ホラー大得意まさつきさんの最新作です。 　わたくし自身はホラーは好んでは読まないので、カクヨムホラー界の様子には通じていないのですが、これはかなり優れた作品なのではないかと思いま…続きを読む

　亜咲加奈さんが書かれた、「秋をテーマにした１万字以内の短編小説コンテスト」の参加作品です。 　亜咲さんは、この夏は女性心理を丁寧につづった純文学作品を沢山書かれていましたが、その…続きを読む

　アタヲカオさんの最新作は、詐欺師クロウを題材にしたハードボイルドタッチの中編です。 　手に汗握る展開に、つい一気読みしてしまいました。 　推理小説という特性上、ストーリーをお話す…続きを読む

　志草ねなさんの最新作です。異世界ファンタジーですが、ファンタジー色は薄目、ついてにBL色も薄いです。が、これいい、評判になるのが分かります。 　よく異世界ファンタジーで、長命の…続きを読む

　これはいいですね。すばらしい。出色の出来栄えです。 　毎日選ばれた女の子が細い梯子を辿ってたどり着くのはウサギの待ち受ける月面。 　さあ、お手伝いをしてください。何を？　月の満ち…続きを読む

　カクヨムの異端児。青山翠雲さんの最新作は「秋コン」出品作の、ダイエットを題材としたエッセイです。 　序盤から、翠雲さんらしい深い知識に基づいた鋭い論考が展開されますが、三大欲求の…続きを読む

　ホラー短編大得意の遠部右喬さんの、なんとも気味の悪い作品です。 「もつれ」というタイトル通り、キャラの人的つながりが、もつれまくっています。 　息子を溺愛し、支配したがる母は、息…続きを読む

　恋愛短編お得意のマッグロウさんの最新作です。１５０００字の少し長めの短編ですね。百合ものですが、ソフトですので、万人向けと言ってよいと思います。 　 　ストーリーは、あってないよ…続きを読む

　縞間かおるさんの描く、昭和刑事ドラマです。すごい力作です。縞間さん、こんなの書けるんですねえ。普段の作品とのギャップにびっくりです。 　ストーリーは、令和の現代に新宿の高層ビルに…続きを読む

　面白かったです。わたくしも以前運営様に怒られて作品掲載停止の一歩手前までいったことがありますが、この主人公は垢BANですから、ショックはその比ではありません。 　なんとかして垢B…続きを読む

　ホラーや戦記物がお得意の文鳥亮さんの、久しぶりの新作です。 　そろそろカクコンの話題がちらほら出てきましたので、冬眠から目覚めつつあるのかも知れませんｗ 　本作は、ホラー、歴史…続きを読む

　これはとても良い作品ですね。作者の野梅惚作さんは、今年８月から小説を書き始めたそうですが、これからどんどん良作を出しそうな予感がします。 　ストーリーは、日本で発見された、１８…続きを読む

　近頃、巷ではいくら丼小説と一分小説が大流行しておりますですね。。 　わたくしはどっちも乗り遅れてっていうか、乗れなくてすねてたんですが、なんとベテラン（齢）作家仲間の、お仕事中の…続きを読む

　野球小説大得意の野栗さんの短編です。 　一世を風靡した、徳島池〇高校の蔦監督、なんと娘の狸だったんだｗ 　子ダヌキのころ迷子になったお蔦は、徳島のタバコ問屋富貴屋で引き取られ大事…続きを読む

　ミステリー大得意の天野純一さんの最新作です。いやー、これは面白い！　 　冒頭からカップルのラブラブぶりが展開されます。 　だけど、やたら完璧な彼ピで、高校生なのに一人暮らしで、…続きを読む

　不良＆格闘小説大得意の亜咲加奈さん渾身の一作です。 　毎日、夜中の１時まで一心不乱に書いたとおっしゃる通り、大変な力作になっています。なにしろ、一つだけでも小説のテーマになりそ…続きを読む

　暇潰し請負人さんの代表作にして★２２００を超える大ヒット作です。 　主人公のホルストは高い魔力を持ちながら魔法が使えないため、魔術師ヒッグス一族を勘当され、ヒロインのエリカと駆け…続きを読む

　西しまこさんのお作を初めて拝読致しましたが、とてもよいお話でした。 　純文学でありながら読みやすくて。 　主人公の紗弥と、紗弥が苦手だった父親との関係をこまやかに描いた作品です…続きを読む

　男女の明るい恋愛もの大得意の縞間かおるさんの最新作ですが、いつもの作風と全く異なり、くらい、まっくろけ。。 「ほんとに縞間さんだよなあ。裕〇さんじゃないよなあ」って見直しましたも…続きを読む

　いつも若い男女の恋愛模様を描く宮本賢治さんの最新作は、意外な事に、シルバー夫婦のしっとりした日常でした。 だけどこれがいいんです。 　子育ても終わり、仕事も引退して、夫婦二人の穏…続きを読む

　重厚な歴史ものに定評のある四谷軒さんの最新作は、なんと流行りの１分小説でした。１０００字ジャスト。 　題材は源義経が伊勢に潜伏する平氏の残党、大掾（だいじょう）信兼を打つ、「三日…続きを読む

　最近大流行りの１分小説を、ましら佳さんが書かれました。 　泣き笑いの女の心情変化を細かく追った、１０００文字と思えない、優れた恋愛小説というか失恋小説だと思います。 　なにしろ…続きを読む

　大分の七月七日さんが贈る、Gカップ小説の集大成です。 　前世のフヅキ女史のGカップ攻撃に、毎度ホイホイ捕まっていたわたくしでしたが、このGカップ桃太郎には、本当にたまげました。明…続きを読む

　ポエジーな恋愛短編大得意な茶村さんの最新作です。 　ありがたいことに、わたくしの短編、「五つの顔を持つ女」を着想にして描いて下さったようです。てか、こっちのほうがいいんじゃ。。 …続きを読む