と、尊敬する先生がおっしゃっていた。
それでいうなら、この宮本先生という方は、
勉強を実践されている方であると言えるだろう。
物語は、単に女性が、富山県の祭りに参加するための一人旅から、帰るまでである。
特に大きな事件もないのに、
富山県ってホタルイカと立川志の輔だけじゃないんだ!! という頓珍漢な学びを得たり、
富山にも行ってみたいなあ……と思いを馳せてみたり、
何より、この先生独特の「食」の描写にお腹を鳴らせたりするのは、
この先生の描写が見事なのだからであろう。
こうしちゃおれん! 旅に出よう!! 異世界なぞ行かんでも冒険はできるのだ!!
この書を読んだあなたもこんな気分になることを切に願う。
ご一読を。
一人旅、楽しそうだな。読んで強く感じさせられました。
主人公の茜が北陸地方に旅をし、宿に泊まって美味しいご飯を食べるなどの描写がすごく丁寧に出てきます。
お魚もいいし、その地方の名物である「どんどん焼き」など、いわゆる「ご当地グルメ」が出てくる。
そう、旅と言えば「ご当地」。そこにしかない風景の中で、そこにしかない空気を味わい、そこにしかない料理を堪能。
これぞ人生の喜び。最高の非日常。
旅とはなんと素晴らしいものか。本作を読めば、その魅力を再認識させられること間違いなしです。
「どこかに出かけるより、家でのんびりしてる方がいい」と、人はついつい思いがち。
でも、ほんのちょっと腰を上げてみるだけで、こんなに素晴らしい世界が世の中に広がっている。そのことを知るだけで、生きることが楽しくなる。
本作は人生そのものを肯定し、心をリフレッシュしてくれる。そんな素敵な魅力の詰まった作品です。