概要
女神伝説に翻弄された少女が、自分を取り戻していくお話です。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!他の誰でもない。私を、呼んでほしい。
設定や構成が鮮やかで、物語の世界観に飲み込まれました。
双樹の国で、主人公である翠は、両親とはぐれてしまった。彼女の家は貧乏だったから、もしかすると彼女は捨てられてしまったのかもしれない。そんなことを考えていると、双樹の国では珍しい薄い茶色の髪を持った少年と出会った。
彼の名前は玲。彼が言うには、彼の家は国内ではそこそこ大きい商いをやっているそうだ。彼はストレートな物言いで、その温かい手を差し出した。
翠は涙を浮かべ、彼の救いの手を取る。そうして、二人の物語が始まった。だが、双樹の国には、ある女神伝説が昔から伝わっていて、二人は——といったお話です。
とても面白かったです。文字数は…続きを読む - ★★★ Excellent!!!切なくも美しく力強いラストが素晴らしい!
主人公・翠は親に捨てられてしまいましたが、年上の少年・玲と偶然出会い、彼の家族に温かく迎え入れられます。
玲の夢は商人として一人前になって、店を大きくすること。
翠の夢は、そんな玲を手助けすること。
しかし、翠が伝説の女神の生まれ変わりと判明したことで、二人の運命は一変します。翠が皇帝に嫁ぐことは、逃れられない定めとなりました。
そんな彼女のそばにいるためだけに玲は自身の夢を捨て、神官長として生きる道を選びます。
翠、玲、皇帝。
三者三様の愛と覚悟があり、全員を心から応援したくなりました。
美しくも切ない運命の物語をぜひ見届けてください。 - ★★★ Excellent!!!切なくも美しい物語
重厚な物語が流麗な文章で紡がれていて、冒頭から結末までずっと圧倒されていました。
双樹の国、そこには女神伝説がある。
遠い昔、この国の皇帝と花の女神が恋人になった。
女神の名は暎花。二人は愛し合っていたが、皇帝は出来心で浮気してしまう。怒った暎花は花の神の国へと帰り、昼夜問わず詫び続ける皇帝にこのような内容のことを言う。
今生ではもう会わないということ、もし皇子が生まれたらそれは皇帝が転生した姿であり、そのときは自分もどこかで転生しているから、また見つけられたらあなたのものになる、と。
さて、そんな伝説のある国で、140年振りに皇子が産まれた。女神の化身は皇子が9歳のときに見…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ゆめは、変わるんだよ。
人には、生まれ出た瞬間から与えられた運命、もしくはそれを、『役割』なんて言葉で言い表すのやもしれませぬ。
しかし、イザ与えられたその役割を、どこまで忠実に演じ切れるか。
そこには耐え難いほどの我慢や、葛藤が、あるのやもしれません……。
「あなたの子孫は皇子が産まれることが少なくなるでしょう。ですがもし、皇子が産まれた時こそ、それはあなたが転生した姿であり、わたくしもまた、いづこかへと産まれているでしょう。わたくしを見つけられるかがあなたへの罰です。もしわたくしを見つけられたなら、私の身はあなた以外に触れさせますまい」
この国の女神の予言である。そして、本当にこの国に皇子は滅多に生まれな…続きを読む