概要
「この中にいる、犯人は!」前後がひっくり返った倒置法文体で送る探偵奇譚
「この中にいる、犯人は!」
「名にかけて、じっちゃんの!」
叫び声を上げた、商店街のど真ん中で、ひとりの探偵が。
いたのだ、目の前に、犯人が、むろん彼の推理によればだが。
顛末やいかに、事件の、前後が転倒した文体で綴られた――。
※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。
https://tmykinoue.hatenablog.com/entry/2025/12/24/201452
「名にかけて、じっちゃんの!」
叫び声を上げた、商店街のど真ん中で、ひとりの探偵が。
いたのだ、目の前に、犯人が、むろん彼の推理によればだが。
顛末やいかに、事件の、前後が転倒した文体で綴られた――。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!語順が狂えば、推理もまた狂っていくのだ
倒置法という文体上の遊びを、単なる小ネタで終わらせず、作品の推進力そのものにしているのが見事でした。
最初は語順のひっくり返りに失笑するのに、読んでいるうちに、こちらの認識まで少しずつ攪乱されていく。その感覚がそのまま、“探偵が何を見て、何を見落としているのか”という作品の構造と重なっているのが巧いです。
主人公の置田倒次郎も好印象。
決め台詞からして胡散臭いのに、完全な無能ではなく、ちゃんと一部では推理が当たっている。その半端な有能さが、かえって作品の可笑しみを強めています。
しかも、周囲の事件の全体像がうっすら見えているのに、本人だけが自分の担当案件に妙に忠実で、別の重大さを脇へ追いや…続きを読む