ラスボスが、もういる！

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（130文字）

サマンサは勇者としてはレベル1。そんな彼女の前に「余を倒して欲しい」といきなり魔王が現れて！？　という所から始まるドタバタ異世界コメディーです。
勇者のハーパーさんはとても変わった魔王で。
まず食費が掛かります。美味しいものが大好きで、牛丼も特盛で行くものだから食費がべらぼうに掛かるのです。
さらに、けっこういい人（？）です。サマンサにめっちゃ優しいです。
そしてひょろひょろで顔色が悪いです。ひょろひょろの魔王なんているの！？
そして自分を倒して（亡き者にして）欲しいと勇者に頼むのです。魔王生に疲れてしまったらしいんです。
でもサマンサはまだレベル1。倒せるはずがありません。
なので、ハーパ…続きを読む

新任女勇者サマンサの前に、いきなり魔王が現れて、「倒してくれ」とか言ってきた！
魔王であるハーパーさんは、いろいろあって生きるのに疲れちゃったらしい。
勇者の剣でないと死ねない彼は、サマンサに倒されるべく、なんと彼女のレベル上げをサポートしてくれることに？！

もう最初の設定からして面白いんですが、なんと言ってもハーパーさんのゆるいキャラが最高にイイ。
意外と人付き合いとか気を遣うタイプみたいだし、人間のジャンクフードを気に入っちゃったりして、親しみやすい魔王です。

人間の生活を満喫し始めたハーパーさん、魔王生を心置きなく楽しむために、サマンサへとんでもない提案をするのですが……

……え…続きを読む