章題に惹かれて読み始めたら、一気に最後まで駆け抜けてしまいました。「人形の女王」——その呼び名の意味が分かった時、思わずニヤリとしてしまいます。そして怪盗『月下の騎士』との掛け合いが絶妙で、読んでいて楽しい!おしゃれな世界観と、テンポの良い展開。満足感があって、でも「この先」が気になって仕方ない。読了後の余韻で心が軽やかになる、素敵な作品です!
人形の少女と彼女を取り巻く高貴な方々が紡ぐ、甘くて笑える物語です。この主人公の少女はまだ年端もいかないのですが、子供なりにしっかりと王女様をやっているのが微笑ましいです。周りとの掛け合いも絶妙で、まるで甘いラブコメを見てるよう。そんな王国の現れる謎の存在、月下の騎士。正体が分からないその騎士に翻弄されながらも、日々は過ぎていきます。そして、やがて迎える出逢いの時、そしてそこからの未来…短編なのですが、話がぎゅっとつまって読み応え十分、気軽に読めて、読後には爽やかさがのこります。是非一度、お読みくださいませ!
わずか10歳の幼い女王と、とある怪盗との物語。世界観が美しく、すっと物語の世界に入って行けました。また、女王リュシフェル様の、幼いながらも凛としてオトコマエな雰囲気が格好良く、拝読していて自然と頬が緩みます。女王と怪盗、一見相容れないようなこの組み合わせで贈るこの世界を堪能してほしい!そう思うような作品でした。
身分差や年齢差に纏わる恋愛ものや、陰謀渦巻くミステリー要素が入った後宮や宮殿ものなど魅力的な普遍的なテーマは多くございます。こちらもその系譜ではありますが、短編らしい読みやすさと、主要キャラの個性や関係性が面白く尊くもあり、一気に読み終えてしまう事でしょう個人的には、この作品の続きで少し大人になったリューが、完璧までに騎士を落とす所とか見たい願望です。構えずに読めるところが良いと思いますので、何読もうかな?と、考えてらっしゃる方は是非にも一読を!ハートがいくつあっても足りないかもです!!
都を騒がせる怪盗『月下の騎士』。その怪盗が女王のハートを頂戴するとの予告状を送りつけてきて――。もうこれだけで絶対に面白いはずと思って読み始めると、女王陛下が予想外の可愛らしさでした。ハートをということはロマンスかなと思ったら……えっ、そう来たか……あ、やっぱりロマンス(?)もっと読みたいなと感じる短編でした!その後がとても気になります。
「女王陛下のお気に召すまま」というタイトルに目が行き、そのまま物語に引きこまれ、気が付いたら一気読みしていました。幼くも芯の強い女王陛下。颯爽と身をひるがえし、活躍する月下の騎士。宮廷の華やかさと闇。かけ合いの面白さ。至福の読書体験でした。
パリを思わせるオシャレな街。幼いながら美しい女王のもとに届いた、謎の快盗からの予告状……。わくわく、ドキドキがつまった、素敵な短編です。これ、長編で読んでみたいなあ。
パリがモデルでしょうか?雰囲気もオシャレさを感じる異世界ファンタジーの短編。世間を騒がせる怪盗と女王様の物語です。出てくる女王陛下のスパダリ感と可愛らしさが入り混じる絶妙なキャラクター性に持っていかれました(*´꒳`*)ストーリーとしてのまとまりもよく、先の展開が気になるワクワクさと舞台背景の華やかさが融合しており、スッキリ読みきれる物語ですぜひ甘さ含めて楽しんでください!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(164文字)
怪盗と王族の恋というと、某アニメが有名ですが。安心してください。こちらは、ハッピーエンドです!なぜハッピーエンドになるかって?それはヒロインがプリンセスではなくクイーンだから。そして、スパダリ系美少女だから!爽やかに甘口、読んで損なし。オススメです。
もっと見る