シャンプーとコンディショナーの未来

高校生が夢の中で、巴御前になる話です。
シャンプーとコンデショナーの話は冒頭に出てきますが、それはきっかけにすぎません。
巴御前が現代の女子高生の運命を変える。
そこがこの小説の醍醐味だと思います。
小さな行動の変化が、将来に多大な影響を与えるかもしれない。
そんな可能性に満ちたお話です。

上田ミルさんの『シャンプーとコンディショナーの未来』は、普段何気なく使うシャンプーやコンディショナーが、物語の大きな鍵を握る現代ファンタジーやねん。日常から始まる物語が、予想もつかん非日常へと広がる展開には、思わず引き込まれるわ。特に夢の中で歴史を紡ぐ場面は、主人公の葛藤と成長が鮮やかに描かれとるねん。この作品の魅力は、細やかな感情描写と独特のユーモアが織り交ぜられたストーリーやと思うわ。日常の風景がどんな風に冒険へ変わるんか、ぜひ読んでみてな！初心者から読書好きまで楽しめるで！

講評会では、みんなそれぞれの視点から意見を出し合って盛り上がったで！　トオルさんは、物語の構造や設定の独創性…続きを読む

この作品の主人公はあまり男性に免疫のない印象の女子高生。ある日、高級なシャンプーとコンディショナーを混ぜてしまった失敗を友人と話をしていると、普段あまり話をしないが少し気になる男子から意外な言葉が…

そして粟津の戦いの世界へ、ドリームトリップです！

急展開ですが、そこでの出会いには大きな意味があり、主人公に一歩踏み出す勇気を持たせるのでした。夢で出会った方は、もしかして…という匂わせもあり、運命的な恋であることの想像が膨らみます。

作中全体で甘酸っぱい雰囲気がただよっていて、微笑ましい気分で読み進められました。シャンプーとコンディショナー…本来混ぜるものではないですが、この作品を読み終…続きを読む

読後感が非常に良いショートストーリー。

最初の始まりは、共感しつつも、どうしてそうなると言った感じです。
しかし、過去を体験する事で勇気をもらい……どうしてそうなると思いつつも、すっきりさせてくれる展開でした。

けなしている訳でなく、クスリと笑えるし、歴史も青春も楽しめて、ハイクオリティーな作品でした。

自分だったら、シャンプーとコンディショナー混ぜたら、相当凹みますwww。
シャンプーする前に、コンディショナー出してもちょっと凹むし。

そんな、日常と歴史と恋愛が混じった本作。
皆様におススメです！

シャンプーとコンディショナーを混ぜてしまったモノで洗髪した女子高生、今川友香が、授業中に居眠りしてしまったら────

粟津の戦いで落ち延びる最中の巴御前の中に意識だけ入っていました！

これは、夢か現か。
彼女は無事に元の時代の元の身体に戻れるのか？

という話なんですけど。これ、ラブストーリーなんです。
奇想天外すぎるし、意味とかわからないけどなんだか面白い。
よくわからないまま納得できます！

ありきたりなラブストーリーでは満足できない方。木曽義仲、巴好きのアナタ
御一読をお勧めします！

展開が全く予測出来ませんでした！

どう話が繋がってくのだろうと思いながら、
「これは夢オチ展開か？」と思う時もありましたが、
結果的に全て繋がっていて読後感が良かったです！

面白かった！！( ≧∀≦)ノ

シャンプーとコンディショナーを間違えるくだりは、あるあるネタで面白い。
それを欲しがる人がいるなんて……。
グルシャン界隈の人かと思いました（そんなわけないね）。

夢の世界で、あり得たかもしれない未来を切り開こうとしてみる決意。
その決意によって、主人公は勇気を得たのかなぁ、と。

幸せになれて良かった、と素直に思えました。
面白かったです。