世界は[記録消失症候群](ノヴァ・エフェクト)と言う奇妙な病に覆われていた。この物語はこの一言で始まり、あとは演繹です。大きな不条理をポンと置いて、あとは科学の思考で演繹する。良いSFの手法です。人工知能技師のカイと、そのグループは『記録消失症候群』に立ち向かいます。その結果何が起きて、彼らが何を選ぶのか――どうかご覧になってください。お勧めします!
主人公のカイの冒険譚です。謎の少女と出会ったりしながら、カイの揺れ動く心情が精緻に描かれています。構成が見事で、言葉も無駄がなく、硬質な文体ですが、サクサク読めて面白い。ラストも巧く伏線回収されていて、お勧めのハイクオリティーなSF短編です!
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