概要
買い替えのために訪れた家電量販店で二人が目にしたのは、「鯵」や「コバンザメ」といった、驚くべき純国産デバイスの数々だった。
商談中、喜代子の携帯電話が着信を告げた。
そこで喜代子が取り出したのは、名工が手がけた伝説のスマートフォンだった――
日本が誇るハイテクノロジーと「職人の手」が紡ぐプライド、そして家族の絆が交差する、馬鹿馬鹿しくも、どこか切ないオーガニックSF掌編。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!いよいよ壁はなくなるぞ!!
スティーブ・ジョブスがアイフォンを発表してから二十年が経とうとしております。
そこから二十年。人間の価値観を変え、価値観を現実に変える技術を持つには十分すぎる時間に御座います。
そして、さらにそう遠くない未来に発売されるのであろうこちらが……
なんと料理できて食べれてしまうタブレット!!
何だそりゃ!!
何だそりゃ!!
何だそりゃ!! と、硬い頭で考えてしまっては新時代に取り残されるので御座います。
何せ今や、小判鮫の吸盤が耳に張り付いて、ハンズフリーで電話がかけられる時代!!
この物語からは紹介が漏れていたようですが、
クラゲ型タブレットは護身にも便利。
ハンマーヘッド…続きを読む - ★★★ Excellent!!!こんな発想はできないわ!
まずは発想力がすごいと感心させられた。
携帯電話の形は、時代と共に変化してきた。最初はコンバットでサンダース軍曹が使ってた無線機みたいなデカい形。それが小さくなって電話の子機くらいになって、次に二つ折りになった。ここまでがガラケー。
スマホになってからは形の変化はあまりない。せいぜい横に二つ折りのがあるけど、CMでしか見た事ない。
この作品では、スマホがさまざまな形に変化した未来を描いている。作者が目をつけたのは、メイド・イン・ジャパン。日本で日本の職人によって作られたあるモノ。
読みながら想像を逞しくして、ニヤニヤしてしまった。
おばあちゃんと孫との家族愛溢れるやりとりも素敵だ。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!日本の匠の心がスマホに宿ると、こうなっちゃう?!
いやー、これは面白い。すばらしい作品でした。
物語は、孫の周人が枕元に置いていた手ぬぐいを洗ってしまったおばあちゃん喜代子から始まります。
「ばあちゃーん! それ手ぬぐいじゃないんだ、『tenugui』っていう最新スマホなんだよ!」 あわれtenuguiは、水没してお釈迦に。
んで、周人の新しいスマホを二人で買いに行くのですが、さすがニッポン! 匠が技巧を凝らした銘品ばかり! 災害時にはあぶって食べられる、え、どこ? 大分? まあいいや、「鯵型」フォンは、パカっと開くとディスプレーにw
しかし、いろいろある匠スマホの中でも、限定108台しか作られていない、伝説の老いらくホン(まあ…続きを読む