未来屋　環

「おつかれさまでした」という言葉が日常の挨拶になるくらい、我々現代の日本人は疲れと共に生きている。 嵐のような平日を終え、週末は活動的に過ごしたいけれど、背中にべったりと貼り付いた…続きを読む

横須賀にお住まいだった作者さんの幼い頃の冒険を描いたエッセイです。 横須賀といえば……ということで私が思い付くのはカレー。 すると冒頭からカレーが登場して嬉しくなります(*´ω｀*…続きを読む

とりあえず元気がない時に読むことを全力で推奨します。 今日も激務だ疲れたなぁ……そんな私が帰り道の電車でふと開いたカクヨム、そして目に入ってきた本作。 マッチョシャツ？　なんだろう…続きを読む

当時女子高生であった作者さんは高校一年生にして単位不足という危機的状況に至ります。 打開策としてレポート提出を課された彼女が出逢ったのは、のちに「ニセ祖父」となるOセンセイの著作で…続きを読む

こちらのエッセイ作品は「血」を取り扱っております。 なので、苦手な方は回れ右を……と作者さんがご丁寧に書いてくださっており、かくいうビビリな私もドキドキしながら読み始めました。 グ…続きを読む

テストというものから距離をおいてかなりの年数が経つ。 学生の頃は現代文のテストで評論や随筆よりも物語が好きだった。 何故ならテストという緊張の中にも物語を読む愉しみがあったからであ…続きを読む

なんといってもそのパロディ全開の語り口が絶妙なのです。 テンポ良い面白さに一気に引き込まれました。 読んだらきっとあなたもシックスパックに！(｀・ω・´) 楽しく読めちゃう筋トレエ…続きを読む

主人公の凛は普通の会社員。 でも、実は芸人の卵である靖幸と同棲していて……。 普通の会社員だったはずの凛の人生は、すこしずつすこしずつ形を変えていく。 彼女が向かうその運命とは？ …続きを読む

主人公の夏輝は不登校で、そんな自分の状況とそれ故に両親に負担をかけていることを心苦しく思っています。 しかし、夏休みにひとりで赴くことになった劇団員の叔父さんと過ごす内に、本来の自…続きを読む

本作の流れはあらすじに書かれている通りです。 大学生の女の子が彼氏にフラれる話です。 なのに、それが選び抜かれた言葉で、自分の記憶にもあるかのようなリアルさで描かれることで、こんな…続きを読む

作者さんの書かれたキャッチコピーに「なんだなんだ」と引き寄せられた読者さん、ようこそ。 私も冒頭の一文で「えっ」と一気に引き込まれたのです。 或る夏の日、今は遠い少年の日、そう聞…続きを読む

主人公は義兄に想いを寄せる女性です。幼い頃から自分を守ってくれた義兄に対する愛情は、そのまま成長とともに勢いを増すばかりで……。 まっすぐ過ぎる愛情はいつか歪曲してしまうのか、世…続きを読む

或る夏の日、主人公は妻と幼い娘を連れてお寺を訪れます。 そのお寺が管理しているお墓には、主人公のかつての後輩が眠っていて……。 穏やかな主人公が、後輩との思い出を振り返りながらぽつ…続きを読む

主人公は余命宣告を受けた菊永という女性です。 彼女は早くに母を、そして祖母も亡くしているのですが、そんな祖母が「この家の女は、夏に死ぬのよ」と言ったことから、自分もこの夏に死ぬこと…続きを読む

本作で描かれる世界では自由な創作が禁じられています。 このサイトを訪れている私たちからすれば恐ろしくてならない、そんな世界設定……ですが、今後この世界でも似たようなことが起こらない…続きを読む

本作は雨を降らせるために贄となる巫女 瑠璃の親友である、同い年の少女 鈴によって語られる作品です。 14歳の若さで贄になるーーそこには深い悲しみがあるわけですが、本作はそれだけでは…続きを読む

6月の或る日、地元に戻った主人公は母と共に果実の収穫をしています。 主人公は母の管理の下で生きてきました。 社会人になってからは、多くの試練が訪れ――。 閉塞感の募る世界で生きる…続きを読む

会社を辞めた主人公は東南アジアの或る街に滞在していました。 日本の閉塞感から解き放たれた彼は、しかし旅先でも色々なことに思いを巡らせます。 旅に出ることで人は何を得られるのか。 そ…続きを読む

雨の匂い成分はペトリコールとゲオスミンというそうです。 へぇ……と思いながら、学生時代の思い出話に耽るふたりの女性の会話劇を見守っていると、少しずつふたりの関係性が明らかになってい…続きを読む

素敵なタイトルにキャッチフレーズの誘引力、これらに惹かれて本作を読もうかなと思われたあなた、正解です。 まさに私もそれでこちらの作品に引き寄せられたのですから。 穏やかなタッチで描…続きを読む

その赤ちゃんはくるくると回る円盤の存在に気付いていました。 しかしその時にはまさか自分が将来それに乗ることになるとは思わなくて……。 SFかと思わせる書き出しから始まるこの掌編で…続きを読む

春になると咲くものってなんでしょう。 桜？ いいえ、おじさんです。 何が何だかわからないでしょう。 私もわからなくて、読んだんです。 そしたらそれがむちゃくちゃ面白い。 面白いし…続きを読む

祖父は或る日午睡から目覚めずに死んだ。 そのことから夜を恐れるようになった主人公は、自分の身を守ろうと画鋲を使うようになります。 そして時は経ち、大人になった少年はふとしたことから…続きを読む

主人公の男性は昏睡状態にある妻を見舞いに日々病院に通っています。 妻は女子学生を庇ったが故に交通事故に遭ってしまいました。 目を覚ます気配のない妻に、男性は彼女が「春の星」と呼んだ…続きを読む

私たちは日々穏やかに生活を営んでいますが、どうしても天災を避けることはできません。 天災がひとたび起これば、我々人間はなすすべもなく、自分の運命を受け入れるしかないのです。 失われ…続きを読む

主人公は家庭の事情で田舎に引っ越してきた少女です。 東京出身で田舎に馴染めず絵を描くことに没頭していた彼女に声をかけたのは、爽やかな男子で……。 主人公の田舎での生活に戸惑う様子…続きを読む

作品のタイトルというのはとても難しいものだ。 たとえば私は「なんだこいつ自信過剰だな」と思われるのが怖いので、ついつい無難なタイトルをつけてしまう。 もしも私がミュージシャンだった…続きを読む

主人公のエセルはレントリア国の末姫。 或る夜襲いくる魔物たちから逃れるために南の塔に逃げ込んだところで、空飛ぶ天馬に乗る剣士ラキスと運命の出逢いを果たします。 すこしずつ心を通わせ…続きを読む

ここカクヨムには沢山のものを書くひとたちが集っています。 書くものもめざすところもさまざま、それでも私たちにはきっと共通して必要なものがあるのです。 そう、それは……根性！(｀・ω…続きを読む

タイトル、そして書き出しの文章には不穏さが満ちている。 私は少し胸に不安を募らせながらこの作品を読み始めた。 怖い作品は苦手だなぁと思いながら。 しかして本作を読み終える時、私の…続きを読む

みなさんはメガネかけていますか？ 本エッセイの作者さんは幼い頃からメガネと人生を共にしてきました。 長い人生、メガネと出逢うこともあれば泣く泣く別れることもあり……。 そんな数々の…続きを読む

ささくれのようなわずかな痛みだからこそ、ふとそれを思い出す瞬間がある。 本作では作者さんが幼少期を振り返り、「ガールフレンド」に纏わるエピソードに言及をされています。 読みながら抱…続きを読む

ことの起こりは或る日曜日の朝。 目を覚ました作者さんは寝ぼけ眼ながら部屋の異様な状況に気付きます。 どうやら部屋に見覚えのない黒い物体が広がっている……しかしてその正体は……？ …続きを読む

書くことが好きで書いていたはずなのに。 うんうんと頭を悩ませ、必死で言葉をひねり出し、なんとか形にしていく……。 ものを生み出すことには様々な苦労が伴います。 しかし生まれたものは…続きを読む

或る日深夜残業に明け暮れている「俺」に、頬を腫らした同僚のチクワが彼女のことを相談してきます。 曰く、彼女を怒らせ、殴られてしまったとのこと。 ※原因については、本作のタイトルをご…続きを読む

もしあなたの友人がレビュータイトルのようなことを言い出したら、あなたはどうしますか？ えっすごいね！　と素直に驚くのか、それとも、あっそうなんだ、とすこし距離を取るのか……。 主…続きを読む

現在カクヨムで開催されている「黒歴史放出祭」の参加作品です。 筆者さんは若かりし頃、大槻ケンヂさん(Z世代の方用に解説すると、筋肉少女帯というロックバンドのボーカルの方です)の大フ…続きを読む

主人公の女子大生が優雅におひるねを楽しんでいると、来客の気配が。 慌てて最低限の身だしなみを整えて玄関に出ると、そこに立っていたのはお隣に住む年配の女性でした……。 本作はレビュ…続きを読む

主人公のシェリエンは唯一の身寄りである母を亡くし、村で穏やかに暮らしていましたが、或る日姫として取り立てられ、元敵国である隣国に和平条約のために嫁がされることになります。 夫となる…続きを読む

主人公は会社で新しい部署に異動となり、疲れきったサラリーマン。 愛する家族を喜ばせようとペンギンだらけの水族館に来たものの、仕事のことを考えては憂鬱な気分になってしまいます。 そん…続きを読む

王太子に婚約を破棄され罠にかけられた令嬢。 そんな彼女の味方は、護衛騎士のミゲルただひとり。 迫りくる追っ手たちから、ふたりは逃げ延びることができるのか……！ 絶望と希望は隣り合…続きを読む

通っている書店で働く彼女と、ふとしたことからふたりで会話する関係になった「俺」。 青が好きな彼女に、着ている服装から「黒木くん」と名付けられ、パート仲間にもらったというラングドシャ…続きを読む

希望と亮也は1年前のテーマパークのデートで逢ったきり、亮也の急な転勤で遠距離恋愛となってしまいました。 毎夜のようにビデオ通話を楽しむふたり。 日々の仕事を精一杯頑張りながら亮也の…続きを読む

物語のメインとなるのは、少しだけ尖っていてカシワギ先生に片想いをするナチと、生まれつき髪色が明るくて勉強のできるサチ、ふたりの女子高生です。 そんなふたりと仲の良いナオコ、サチのこ…続きを読む

主人公のローズは上司のレオナルドと共に残業に勤しむ日々を送っています。 忙しさを嘆くローズですが、残業後にレオナルドが食事に連れて行ってくれると聞くと、そんなつらさは忘れてしまって…続きを読む