主人公の光太郎は高校3年生。彼は親友の龍騎くんが「妹を助けに行く」というので、一緒に旅に出ます。免許取り立ての慣れない運転、少しワルな親友の意外な一面、そしてその旅の果てに待つもの。描かれたひと夏のロードムービーは、読み手の私たちの心にも鮮やかな足跡を残していきます。印象的な台詞の数々にも是非酔いしれていただきたい、珠玉の短篇です✨
妹に会うため、日本海を目指して走り出した一台の古いワゴン車。ぶっきらぼうだけど誰よりも優しい龍騎と、そんな彼を見つめる光太郎。海沿いの道、昔ながらの食堂、旅先で出会う人たち――何気ない景色や会話のひとつひとつが、止まっていた時間を少しずつ動かしていきます。これは、妹を探す旅であり、十年間抱え続けた後悔を手放す旅。読み終えたあと、夏の匂いや潮風と一緒に、誰かを大切に思う気持ちが、きっと胸に残ります。
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