妹に会うため、日本海を目指して走り出した一台の古いワゴン車。ぶっきらぼうだけど誰よりも優しい龍騎と、そんな彼を見つめる光太郎。海沿いの道、昔ながらの食堂、旅先で出会う人たち――何気ない景色や会話のひとつひとつが、止まっていた時間を少しずつ動かしていきます。これは、妹を探す旅であり、十年間抱え続けた後悔を手放す旅。読み終えたあと、夏の匂いや潮風と一緒に、誰かを大切に思う気持ちが、きっと胸に残ります。
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