”家族とは”と問われて、胸が痛む人は多いのではないだろうか。
一番近くて遠い存在。
何でも言えるから傷つける言葉も平気で出るし、逃げられないから殻も厚くなりやすい。
わかってほしい、わかってくれない。
大なり小なり、戦争状態。
一番か弱い存在の”子ども”から見た風景。
自然、生活、自分。
子どもは、比べている。
言ってはいけないこともわかっている。
大人を困らせたくない。
子どもなりに、社会を見て、社会を理解している。
子どもなりの愛だ。
それが正しいことかは別として。
その愛に、何を返してやるのか。
自分のやれることをやる。
実直に生きるとは、そういうこと。
出だしから最後まで芯が通った作品だと思いました。