★★★ Excellent!!! 美しくて苦しい特異な関係 moat 顔を見せるわけでもなく、声を交わすわけでもなく、ただ気送管で言葉を送り合うRと受付さん。 そんな特異な関係の上で、Rの計り知れない苦しみと興味を注がれていく受付さんが一体どんな気持ちで受付の椅子に座っていたのか。 そのひとつひとつが美しく書かれていて、 読みごたえのある、美しいくて苦しい純文学でした。 レビューいいね! 0 2022年6月27日 00:09
★★★ Excellent!!! 素晴らしい! 衞藤萬里 『受付さん』とR。 受付と利用者。 それだけの関係だけのふたりのやりとりは、時差のある、すれ違うこともある文字だけだった。 言葉にならない満足感。 映画館で、良質な映画を堪能したような満足感でした。 レビューいいね! 3 2022年5月7日 14:57
★★★ Excellent!!! 書籍化した文学作品を読んでいるみたいです 白金豪 文章力が高く、流れるように文章が読めます。作者様のその技術には舌を巻いてしまいました。 レビューいいね! 4 2022年5月6日 22:12
★★★ Excellent!!! 何度も泣きました @chakky410 彼女ほどの凄惨な過去があるわけではないけれど、自傷行為として男性と関係を持っていた私はRのほうに感情移入してしまいました。 それを否定せず、ただ聞いてくれる。なんとも言えない距離感が心をふわふわさせてくれます。 過去のシーンには胸が痛くなり、涙が止まりませんでした。 少しの匙加減で下品にもなり不謹慎にもなる繊細で難しいテーマを敢えて扱い、見事に書き上げた作者さんには脱帽です。 素晴らしい作品、ありがとうございました。 レビューいいね! 1 2022年4月27日 13:51
★★★ Excellent!!! 最後まで読んで完結する作品 @midoriiro2010 よかった点は、作品を読んでいると作者の思いが伝わってくる点。 レビューいいね! 2 2022年4月12日 20:24
★★★ Excellent!!! 一五一四キロメートルの先に 平本りこ 言葉では言い表せないほど、胸を打たれました。 青年磯辺とRの心の機微が、ふとした仕草や何気ない描写から伝わってきて、どうしようもなく心が震えます。 テーマは決して易しいものではないですが、あの日を知っている方にも知らない方にも、ぜひ読んでいただきたいです。 シュルシュル〜 (↑ 何だこれ、と気になった方もぜひ!) レビューいいね! 2 2022年3月3日 21:53
★★★ Excellent!!! 文章に込められた日本語の美しさと怖さ、作者の高い人間性に驚きました。 甘夏 このレビューは小説のネタバレを含みます。 全文を読む(361文字) レビューいいね! 1 2022年2月26日 00:21
★★★ Excellent!!! 距離は遠く、だけど音は確かに響いている どくどく このレビューは小説のネタバレを含みます。 全文を読む(313文字) レビューいいね! 1 2022年2月5日 10:44
★★★ Excellent!!! ずっしり重いものを感じたいと思ったときに読む 坂樋 戸伊(さかつうといさ) このレビューは小説のネタバレを含みます。 全文を読む(550文字) レビューいいね! 2 2022年1月29日 16:50
★★★ Excellent!!! 世界観に引き込まれました とにまる とても繊細なタッチで描かれる世界観がとても素敵でした。 読みやすく、あっという間に読了してしまいました。 もっと沢山の人に読んで欲しい作品です。 レビューいいね! 2 2022年1月29日 07:47
★★★ Excellent!!! くるしくても、いたくても、時間は止まってくれないから。 そらいろ 初めは、リアルな描写にぐんと引き込まれました。 テーマは軽いものではありません。 届けたい思いが、作者の覚悟が、重く、ただ静かに伝わる、そんな作品です。 大人にこそ、読んでほしい。 ——彼女がそこにいたという証を。 レビューいいね! 2 2022年1月16日 23:37
★★★ Excellent!!! 文字の情念の神威 Aiinegruth 覚悟を求められる題材に、心を賭して向き合った5万字程度の中編作品です。 短くまとまった文章から、強烈な圧や意志を感じさせます。 これほど鮮やかに熱情を灯した小説作品はそうありません。 是非、ご覧ください。 レビューいいね! 6 2022年1月9日 21:33
★★★ Excellent!!! 書いても良いのか迷い、それでも『彼女』のことを知って欲しいんです。 長月そら葉 ファッションホテル『ピシナム』。それが、主人公の職場だった。 今では閉店し、見る影もない。 しかしある日、主人公を取材したいという女性が現れた。 彼女との会話をきっかけに、彼の心はあの頃へと戻っていく。 『R』と勝手に呼んでいた、名も知らない少女との声を使わない交流の日々に。 何処か寂しげな一人ぼっちの少女と、ホテルの受付である主人公。 二人を繋ぐものは、客とホテルマンという間柄だけ。 描かれるのは、自分に自信が無く浮遊する青年と、心をある場所に残してきた少女の交流。その切なさに、胸が締め付けられる思いです。 本当に理解することは不可能で、それでも知りもしないではいられない。 『海のシンバル』。そのタイトルの理由がわかる時、あなたは何を思うのでしょうか。 レビューいいね! 2 2022年1月6日 16:37
★★★ Excellent!!! 非常に読みやすく、綺麗な文章でした 和辻義一 なかなか難しいテーマを取り扱った作品でしたが、とても上手にまとめられた「良い作品」だと思います。ありがとうございました。 (「小説家になろう」版を読んだ時の感想の転載で、申し訳ないですが…) レビューいいね! 2 2022年1月3日 06:43
★★★ Excellent!!! あなたにはシンバルの音が聴こえますか? 沖田ねてる ご縁があり、この物語に出会いました。読み終えましたので、レビューさせていただきます。 本作は海沿いの街にひっそりと佇んでいたファッションホテル『ピシナム』で働いていた青年が、かつて働いていた時に出会った少女との出来事を思い返すところから始まります。その後に繰り広げられるのは、顔も合わせないままに行われる手紙のやり取り。二人はその中で、恐る恐る互いへと踏み込んでいきます。 青年の彼に内包された苦悩や不器用さ。少女の秘密と、ある出来事によってその内側に宿ってしまった、強烈な孤独。それらが圧倒的な表現力によって書き表されており、気がつくと読み終えておりました。没頭してしまったこの感じは、まるで海に引き摺り込まれてしまったかのような気分です。 ラストの展開は怒涛ながらも、「何か」があったという余韻に浸れるような。もちろん言葉にすることもできるのでしょうが、それは是非、読んでみて、そして感じていただきたいものです。 他の皆さまも是非読んでみてください。 レビューいいね! 3 2022年1月3日 01:29
★★★ Excellent!!! きっと私たちみんなそれぞれの「シュルシュルー」を抱いている 糸川まる 第一話の饒舌な、現実味のない、ふわふわした美しい文章に引き込まれて読み始めました。 ストーリーには触れません。でもこれは大なり小なり、誰もが抱きしめている物語なのかなと思いました。 第一話と最終話の主人公の描写の対比がみごとで、技巧深い作品でした。 レビューいいね! 2 2022年1月2日 23:18
★★★ Excellent!!! 海のシンバルから見る対比関係の構造体 雀田ハジメ このレビューは小説のネタバレを含みます。 全文を読む(455文字) レビューいいね! 3 2021年12月25日 17:12
★★★ Excellent!!! これが、小説か。 結月亜仁 本当に素晴らしい作品だと思います。 「これが、小説か。」は感嘆の意味で付けさせていただきました。 舞台がラブホテルというセンシティブな場所なのにもかかわらず、繊細な文章力で、非常に透明感のある世界観を醸し出しています。 そして、深い。非常に奥深いです。 登場人物のキャラクターがしっかりと定着していて 特に主人公とヒロインの掛け合いが、意味深すぎる。 思わず鳥肌が立ちました。 これからも読ませていただきます。宜しくお願いします。 レビューいいね! 3 2021年12月10日 05:07