世の中は善と悪の二元論では語れないのかも。作品世界に引き込まれます。

瀕死の虫に水を与える男、中西。
そんな彼を見た主人公の澤村は得も言われぬ感情を抱きます。

中西の本質は善なのか、それとも最期の足掻きを愉しむ悪なのか。
本作の結末を読んだ時、世の中は善と悪の二元論では語れないのかも、そんな風に感じました。
おすすめです!