誰もが知っている童謡、『ゆき』の一節をあなたは覚えているでしょうか。「雪やこんこ」の歌い出しから始まるその歌は、犬と猫の雪に対するスタンスを見事に描いています。庭を駆け回る犬、炬燵で丸くなる猫。私たち日本人のDNAにはそのイメージが刷り込まれているはず。それを踏まえて、是非本作をお読みください。物語の舞台は冬、或るカップルの送る日常風景。その物語はきっとあなたの心を温めてくれるはず。おいしそうな描写も見事、おすすめです!