概要
ピアノを弾きたいこのコンクール会場で。少女とその思いが少年を動かす。
樹は物心つく前からピアノを習っている。毎年コンクールにもでているが、そのせいでお金もかかり母と父とのケンカは絶えない。4年生の今年限りでピアノはやめよう――そう決意した樹は、コンクール本選で初参加だという女の子と出会う。
これは少年が一歩踏み出す物語です。
犀川ようさんの自主企画『第二回さいかわ葉月賞』に参加しています。
テーマは夏になります。
最終選考に残していただけました。ありがとうございました…!!
これは少年が一歩踏み出す物語です。
犀川ようさんの自主企画『第二回さいかわ葉月賞』に参加しています。
テーマは夏になります。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!少年のピアノをぜひ、聴いてみたいと思いました。
真夏の暑い日も室内は涼しい風と美しいピアノの色、彼はどれくらいレッスンを重ねてきたのだろう。
誰のためになんのためにピアノを弾いているのか。
幼い頃からピアノと向き合ってきた少年はちょっぴり大人びていて、自信もあって、ある決心をしていました。
ピアノにかける時間と共に少年はいろんなことに気づいていきます。
お母さんと少年の心の方向はちょっぴり違っていても、見えない糸で繋いでいるのはピアノではないだろうか、と思いました。
少年の奏でる新鮮で優しいピアノタッチは軽やかで暑い夏を忘れさせてくれます。
幼い少年の優しい思いが詰まった素敵な作品です。