少年のピアノをぜひ、聴いてみたいと思いました。

真夏の暑い日も室内は涼しい風と美しいピアノの色、彼はどれくらいレッスンを重ねてきたのだろう。

誰のためになんのためにピアノを弾いているのか。

幼い頃からピアノと向き合ってきた少年はちょっぴり大人びていて、自信もあって、ある決心をしていました。

ピアノにかける時間と共に少年はいろんなことに気づいていきます。

お母さんと少年の心の方向はちょっぴり違っていても、見えない糸で繋いでいるのはピアノではないだろうか、と思いました。

少年の奏でる新鮮で優しいピアノタッチは軽やかで暑い夏を忘れさせてくれます。

幼い少年の優しい思いが詰まった素敵な作品です。

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