概要
あなたは、亡くなる準備はできてますか?
死んだらしい。
大病を患っていた俺は、晴れて死んだ。
そこで死後の処理について説明を受ける。
死んだ後に遺族とのトラブルを避けるため、いくつかの質問に答える。
すると無用なトラブルが回避できるというもの。
自分はまっとうに生きた。
トラブルなんて起こるはずがない。
そう思っていたのだが……
質問を受ければ受けるほど、雲行きは怪しくなって――。
大病を患っていた俺は、晴れて死んだ。
そこで死後の処理について説明を受ける。
死んだ後に遺族とのトラブルを避けるため、いくつかの質問に答える。
すると無用なトラブルが回避できるというもの。
自分はまっとうに生きた。
トラブルなんて起こるはずがない。
そう思っていたのだが……
質問を受ければ受けるほど、雲行きは怪しくなって――。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!墓まで持っていけば安心――ではなかった
一気に読んでしまいました。
死後の世界を描いた作品なのに、
怖いのは地獄でも閻魔様でもない。
残したスマホ。
使いっぱなしのアカウント。
購入履歴。
クラウドに保存したデータ。
生きている時には
「誰にも見つからなければ大丈夫」と思っていたものが、
本人のいないところで一つずつ家族に掘り返されていく。
この構造がものすごく怖くて、
同時に妙に笑えてしまいます。
しかも主人公にはちゃんと言い分があるのに、
もう死んでいるから家族へ説明することもできない。
ただスクリーン越しに
自分の秘密が暴かれていくのを見るしかない。
「墓まで持っていく」という言葉を、
文字通り墓の中まで追いか…続きを読む - ★★★ Excellent!!!墓まで持っていった秘密は、本当に墓まで持っていけるのか。
死後の世界を描いた作品は数多くありますが、本作の切り口はとても斬新でした。
死後に待っていたのは裁きではなく、「デジタル遺品」の後始末。家族に見られたくないアカウントや購入履歴、クラウドデータを消すため、必死にIDやパスワードを思い出そうとする主人公の姿に、笑いながらも冷や汗が止まりませんでした。
コミカルな展開の裏で、家族を失望させていく現実はどこか苦く、スクリーン越しに何もできず見守るしかない主人公の姿には切なさもあります。
そして最後、タイトルの『墓あばき』の意味が腑に落ちた瞬間は思わず唸りました。
笑えるのに怖い。
怖いのに最後まで目が離せない。
現代だからこそ生まれた…続きを読む