概要
あなたは、亡くなる準備はできてますか?
死んだらしい。
大病を患っていた俺は、晴れて死んだ。
そこで死後の処理について説明を受ける。
死んだ後に遺族とのトラブルを避けるため、いくつかの質問に答える。
すると無用なトラブルが回避できるというもの。
自分はまっとうに生きた。
トラブルなんて起こるはずがない。
そう思っていたのだが……
質問を受ければ受けるほど、雲行きは怪しくなって――。
大病を患っていた俺は、晴れて死んだ。
そこで死後の処理について説明を受ける。
死んだ後に遺族とのトラブルを避けるため、いくつかの質問に答える。
すると無用なトラブルが回避できるというもの。
自分はまっとうに生きた。
トラブルなんて起こるはずがない。
そう思っていたのだが……
質問を受ければ受けるほど、雲行きは怪しくなって――。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!墓まで持っていった秘密は、墓の中にあるとは限らない。
四十六歳で亡くなった男が目を覚ましたのは、死後の「記憶の上映室」。
家族を残して若くして亡くなった主人公に、最初はただ切なさを感じながら読んでいました。
ところが、物語が進むと、少しずつ空気が変わっていきます。
怖いのは、幽霊が出てくるからではありません。
誰かが悪意を持って、「墓あばき」をするわけでもありません。
残された人たちは、ただその後の生活を続けるために、必要なことをしているだけ。
それなのに、読んでいるこちらはだんだん落ち着かなくなってくる。
「墓まで持っていく」という言葉が、今の時代でも本当に成立するのか。
読み終わったあと、自分が死んだあとに何を残すのか、ふと考…続きを読む - ★★★ Excellent!!!墓まで持っていけば安心――ではなかった
一気に読んでしまいました。
死後の世界を描いた作品なのに、
怖いのは地獄でも閻魔様でもない。
残したスマホ。
使いっぱなしのアカウント。
購入履歴。
クラウドに保存したデータ。
生きている時には
「誰にも見つからなければ大丈夫」と思っていたものが、
本人のいないところで一つずつ家族に掘り返されていく。
この構造がものすごく怖くて、
同時に妙に笑えてしまいます。
しかも主人公にはちゃんと言い分があるのに、
もう死んでいるから家族へ説明することもできない。
ただスクリーン越しに
自分の秘密が暴かれていくのを見るしかない。
「墓まで持っていく」という言葉を、
文字通り墓の中まで追いか…続きを読む