概要
最弱の圏外妃、正妃《てんか》への道を駆け上がる。
敗戦国の貢ぎ物として帝国後宮に入った玲。
そこは十八名の華妃たちが正妃を目指して歌舞音曲、そして武闘・華泰萬《はなたいまん》で競い合う戦場だった。
玲は願い読みの力を持つが、それゆえに人の心を怖れ、なにごとも前向きになれない。後宮での序列も常に最下位。圏外妃、十八番妃と蔑まれる毎日だった。
そんなある日、玲はあろうことか皇帝そのひと、心を喪くした帝の「願い」を読んでしまう。
否応なく動き出す玲の運命。
最弱の妃が仲間とともに頂点を目指す、後宮バトル恋愛ファンタジー!
そこは十八名の華妃たちが正妃を目指して歌舞音曲、そして武闘・華泰萬《はなたいまん》で競い合う戦場だった。
玲は願い読みの力を持つが、それゆえに人の心を怖れ、なにごとも前向きになれない。後宮での序列も常に最下位。圏外妃、十八番妃と蔑まれる毎日だった。
そんなある日、玲はあろうことか皇帝そのひと、心を喪くした帝の「願い」を読んでしまう。
否応なく動き出す玲の運命。
最弱の妃が仲間とともに頂点を目指す、後宮バトル恋愛ファンタジー!
いつもありがとうございます。いただいた想いは全力で文字に落とし込みます。わたしを信じて、ついてきて。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!序列最下位からの、華やかな後宮バトル(※バトルするのはまさかの妃)
これまで妃同士がタイマンで勝負する後宮小説があっただろうか。いや、ない。
この小説は、斬新な設定ながらも読者が世界観に入っていきやすい筆力があり、後宮ものの魅力である華やかさや素敵な妃の登場もあります。
願い読みの華能を持つ主人公・妃の中でも序列最下位の玲は、ひょんなことから皇帝に興味を持たれてしまい、序列一位の妃・豹胡さまに目を付けられて……? という話。
メインキャラ以外にも、何やらツワモノな予感がする老婆や、勇気ある玲のお付き侍女・阿紗など、魅力的なキャラクターが盛りだくさんです。一人ひとりが個性を強く持っています。
世界観、設定、文章、キャラクター、全てに引き込ま…続きを読む - ★★★ Excellent!!!中華風後宮ファンタジーは数あれど、この胸をすく爽快さは中々ない!
「薬屋のひとりごと」から、中華風後宮ファンタジーというジャンルが増えました。
他所でも語りましたが、この流れは1990年代アニメ『雲のように風のように』の原作、 酒見賢一氏による第1回日本ファンタジーノベル大賞受賞作品『後宮小説』から連なる文脈かと思います。近年増えた中華風後宮ファンタジー、人気がありますね。
さて、本作です。
概要蘭に書かれた範囲でお話すると「武闘・華泰萬《はなたいまん》」とあります。
失礼ながら私はツッコみました。「タイマンかーい!(笑)」。
つまり後宮の美しい華妃達が正妃を目指し、優雅に歌舞音曲を競い、さらには腹黒さを出して権謀術数を駆使する上で、最後にはどつき…続きを読む