第129話 妖艶な美少女だ

『ピンポーン✨🎶 ピンポーン✨✨』

 部屋の中からインターフォンの音が小さく響いた。



「……😔💦💦」

 少し待ったが、なんの反応もない。

 居ないのだろうか。


「ン……」

 眉をひそめて躊躇ためらったが、もう一度、インターフォンを押した。



 しばらくして、ようやくドアの向こうで人の気配がした。


「ふゥ……」良かった。住人がいて……。

 ガチャッと音をたてて、ドアノブの鍵がけられた。



 かすかに隙間がひらき、向こうから怪訝な顔で美少女が僕を見た。


 ロリータよりも濃いローズピンクの髪の毛をしている。


「あン……😒✨✨ なんだよ。あんた」

 品定めをしているようなキツい眼差まなざしだ。


 女子大学生だろうか。

 ドキドキするほど、モノ凄い妖艶な美少女だ。

 ロリータも成長すれば、この美女のようになるのだろうか。



 年齢からして、ロリータの母親ではないだろう。

 だとすると、お姉さんか従姉妹いとこなのだろうか。



 エアコンが効いているのか、心地よい冷気が流れてきた。



 同時に、濃厚で蠱惑こわく的な香水の匂いが僕の鼻孔をくすぐった。




「ど、どうも……  初めましてェ…… 

 僕は岬 明日朗トモローと申します」

 


「岬ィ…… トロロォ~ー❓❓」

 やっとドアが開かれた。

 

「いえ、どうも……😅💦 明日朗ともローです」



「さァ~…、入ってェ❗❗ 早く」

 いきなり美少女に腕を掴まれた。


「え、えェ……😲💦」








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