第20話 イッちゃうわねェ……

「絶対、そんなの公開停止だろう❗❗」



「じゃ、お兄ちゃん✨😆✨💕 さっそくわねェ……✨👄✨✨💕」

 まったく僕の言うことは無視だ。



「えェ……❓」イッちゃうのか……。

 なんとなく卑猥だ。



 ロリータはイタズラッ子のような笑顔を浮かべ、僕の泡だらけの背中へ指先で字を書き始めた。



「ンゥ……😔💦💦💦」仕方がない。

 こうなったら、なるようになれだ。



 まさか、勝った所で『合体ジョイントライブ』をするワケにもいかないだろうけど……。



 チューくらいならしても構わないだろう。




 ロリータは僕の背中に、かなり大きな字で『あ』と書いたみたいだ。




「ッてェ……、お、おいおい……😅💦💦」

 わき腹近くまで指先で書くので無性に、くすぐったい……

 思わず、ピクピクッと反応してしまった。



「もォ~……、お兄ちゃん❗❗

 そんなに、ピクピク動かないでよォ~ー~ー❗❗」

 わざとわき腹の辺りをくすぐってきた。


「ハッハハ…… だ、だッてェ……💦💦💦

 ちょッ、ちょっとォ~……😅💦💦

 くすぐるなよォ~ー……💦💦」

 もだえるように身体をくねらせた。



 何しろ僕は無類のだ。


 わき腹の辺りを少しでも触られただけで、可笑しくなってくる。




「ハイ……😆🎶✨ お兄ちゃん❗❗

 これでお仕舞いよ❗❗

 なんて書いたか。わかるゥ~……❓」

 グッと指先で僕の背中を押した。



「え、ン……😔💦💦 たぶん……

 『あ』なのかなァ~……」

 


「フフ…… 正解ィ~……😆🎶✨

 じゃァ~、次ねェ……」

 間髪いれず、次の問題に取りかかった。



「お、おいおい、待てよ。次ッてェ~ー……

 せ、正解なら僕の勝ちだろう❗❗」

 まさか、続けざまに第2問か。



「じゃ、次の『字』は、なァ~んだァ❓❓」

 まったく僕の言うことは聞く様子はない。



 また背中へ指先を使って書き始めた。



「おい、少しは僕の話を聴けよォ~ー❗❗」

 だが、僕の言葉などいっさい無視してロリータは背中に『字』を書いていた。



 今度は『い』と言う字を書いているみたいだ。しかしまたわき腹を指先で撫でた。



「あ……😳💦💦💦」思わず僕は小さく呻いた。



「ハズレよ。『あ』じゃないわ✨😌✨✨」

「いやいや、違うッて、今のは、くすぐったいから『あ』ッてうめいたんだよ」



「ハイィ~😆🎶✨ じゃ、お兄ちゃん❗❗❗

 今度は何て書いたか。わかるゥ……?」



「えェ……❓❓ ン……『い』かなァ~」

 





∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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