第42話

 慌てて、僕は後ろを向いた。


「もォ~、お兄ちゃんッたら、エッチなんだからァ~……😡⚡💢💨」

 ロリータは頬を膨らませ、少し怒った口調だ。


 まるでロリータのランジェリー姿を覗いたのは、全て僕が悪いような口振りだ。



「あ、あのねぇ……😔💦💦💦 そっちが」

 僕だってクレームをつけたいが、どうせ口喧嘩くちゲンカした所でロリータにはかなわない。



 ここは黙って彼女の言う事を聞いていた方が得策マシだろう。



 もちろんロリータのランジェリー姿も魅力的だが、是非ともアイドルのコスプレを見てみたい。


 メ💟カリで衣裳のレプリカを買った当初は失敗したと思った。



 あまりにも華奢なので、よっぽどスレンダーなでないとフィットしない。



 だが、ロリータなら着こなせるような気がする。



 そのためには今、彼女にヘソを曲げられては困る。

 下手に出る以外ない。


 衣擦れの音が鳴りんだ。


「ねぇ……、お兄ちゃん🎶✨」

 どうやらロリータの着替えも済んだようだ。



「ゴッホン……」僕は咳払いをひとつした。

「今度は、ちゃんとコスチュームに着替えたンだろうな……」

 また振り向いた途端、真ッパダカだったらたまらない。改めて、確認を取った。



「うん😆🎶✨ 似合っているか、どうか。

 お兄ちゃん、見てェ……🎶✨」

 

「うン……」躊躇ためらいがちに振り返った。

 緊張からか、異様に胸がドキドキしてきた。


 顔を伏せ、爪先から徐々に視線を上げていった。


 ミニスカートから伸びた白い輝くような太腿が目を見張る。

「おおォ~……😳💦💦💦」

 スレンダーなロリータにはピッタリのようだ。

 

 思いきって視線を上げた。


「あァ~……😲💦💦💦」

 ロリータの着替えた全身の姿を見て、僕は思わず唖然とした。






※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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