第55話 チュー~ー❗❗

「ハッハハ……😅💦💦💦

 僕だって、チューくらい毎日してたよ」

 つい強がりを言ってしまった。


 もちろん童貞だし、彼女も居ないのでキスをした経験もない。



「え、本当に……😒💦💦 誰とォ~」

 ロリータは、ムッとして詮索してきた。



 ドッスンと僕の下腹部に桃尻を乗せた。


「痛ッてェ……😣💦💦💦 誰とッて……

 そんなのロリータの知らない子だよォ~」

 こいつは、どこに桃尻を乗せているんだ。



「ン…… ねぇ、その子…… 可愛いの❓」

 まだ疑いの眼差まなざしを向けている。


「え、ああ…… まァ~…、可愛いよ」

 どうしよう。

 誰とキスをした事にすれば良いのだろうか。



「ン……😳💦💦」

 とっさに、初恋の女の子の事を思い浮かべた。


 松本栞里という小学校の頃、ずっと憧れていた美少女だ。



 清楚で優しい優等生だった。

 彼女から何度かノートを借りた事があった。


 頭もよく成績優秀で学校じゅうの男子が、みんな憧れるような美少女だ。



「ン…… その子、ロリちゃんよりも可愛いィ~~❓❓」

 僕を睨みつけ、少しトゲのある言い方だ。

 嫉妬したのかもしれない。



「え……、そ、そうだな……😅💦💦💦

 ロリータの方がほんの可愛いかなァ~」

 彼女を傷つけないように、少し気遣って応えた。



 実際、優劣はつけがたい。

 いて言えば綺麗なのは栞里だが、可愛らしいのはロリータだ。



「ふゥ~ン…… わかったわ。ロリちゃんの方がのねェ……✨😌✨✨」

 

「えェ……😅💦💦💦 まァ~、そうだな……

 よ」

 仕方なくうなずいた。


 ロリータの機嫌を損ねると厄介だ。

 ここは彼女をめておこう。



 お世辞抜きに僕の知っている限りでは、ロリータよりも可愛らしいに出会った事がない。




「ン……😳💦💦 じゃ、ロリちゃんもお兄ちゃんとチューしたいなァ~✨👄✨✨」



「えェ~~ー……😲💦💦💦」

 チュ~ー❗❗❗







∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆ノ∠※。.:*:・'°☆

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