第56話 チューしたい

「お兄ちゃんとチューしたいなァ~✨👄✨」

 甘えた声で僕にささやきかけた。



「えェ~ー……😲💦💦💦」

 驚きのあまり声がひっくり返りそうだ。

 一気に心拍数が急上昇した。



「ねぇ~……、お兄ちゃん❗❗

 チューしよォ~……✨👄✨✨」

 妖艶なまめかしくロリータは唇を近づけてきた。


 柔らかそうで、艶々つやつやとした唇が妙に色っぽい。




「ちょッ、ちょっと…… ダメだよ。

 まだチューは、早いッてェ……😲💦💦💦」

 なんとか顔をそむけた。



「ン……😳💦💦 大丈夫だよ。

 ロリちゃん、お兄ちゃんとをしたいのォ~✨👄✨💕💕」

 徐々に顔を近づけて今にも唇が重なりそうだ。


 甘くなまめかしい吐息が僕の頬を撫でた。




「いやいや、そんなに迫って来てもダメだってェ…… 『大人のチュー』ッてェ……。

 ロリータは、まだ子供だろう❗❗」



「ううン…… ロリちゃんは子供じゃないよ。すっかり身体は大人なのよ…✨👄✨✨」



「ど、どこが大人だよ……

 オッパイだって小さいしィ~ー!

 やめろッて言ってんだろォ~ー❗❗」

 


「フン、何よ。ロリちゃんのオッパイを見たことないクセに!」


「いや、見なくたってチッパイだろォ~ー」


「ロリータは、お兄ちゃんが思ってるより、ずっと大人なんだからァ……」



「よせよ。ロリータは、まだまだ子供だよ」



「もォ~、ロリちゃんは脱いだらスゴいのよ。お兄ちゃんもビックリするくらい」

 アイドル風コスチュームを脱ごうとした。



「わわ、わ、わ、わわ、わわわァ~~~ー、ちょっと待ったァ~~❗❗❗」

 慌てて、なんとか彼女の両腕を押さえた。



「何よ。待たないわよ。ロリータは、待つことと、濡れ場でオッパイを隠す女優が大嫌いなタイプなの❗」


「あのなァ~、どこのだよ❗❗」


「ロリちゃんなら、ストーリーに必然性があれば、いくらでも脱いでいるわ」



「どこのアカデミー賞を狙ってんだよ。

 どうでも良いから、ここで脱ぐな❗❗」


「チューくらい今どき、小学生だって、挨拶がわりにやってるわァ~」


「いやいや、ちょっと待って、じゃ、先に夕御飯を食べよう」

 何とか先伸ばしにした。



「えェ……」






∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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