第76話 セクシークイーン 如月アリス

「ン……😚✨💕」

 もう一度キスをしようとした瞬間、またインターフォンが連打された。



『ピンポォ~ーン✨🎶 ピンポォ~ーン✨🎶

 ピンポォ~ーーン🎶✨🎶』

 



「ン……😒💦💦 ッたくゥ……」マジか。

 わずらわしいヤツだ。


 いったい誰なのだろうか。こんな時間、家に来るなんて……


「あ……❗❗」そうか。

 もしかして、祖父ジーちゃんなのか。

 有り得なくはない。



「お兄ちゃん……😳💦💦」

 やはりロリータも気がかりなようだ。

 彼女も困惑した表情を浮かべた。



「ンゥ…… たぶんジーちゃんだよ」

 こんな時間に連絡もなく来客などあるはずはない。


 だとすれば祖父ジーちゃん以外、考えられないだろう。



「え……、おジーちゃん……😓💦💦」



「ああ…… こんな時に帰って来るなんて……」

 だったら仕方ない。ここは、元々、祖父の屋敷なのだ。

 このまま放っておくワケにはいかない。


 僕は急ぎ足で玄関へ向かった。


『ピンポォーン✨🎶 ピンポォ~ン✨🎶』

 またインターフォンが鳴り響いていた。



「わ、わかったよ。うるさいなァ~……

 今……、すぐ開けるから……

 待っててよォ~ー❗❗」

 慌てて、玄関のドアの鍵をガチャッと音を立ててけた。



 次の瞬間、向こう側から強い力でドアがひらかれた。



「えェ……😓💦💦」


 ドアがいた途端、女性が僕に、向かって怒鳴りつけた。



「おい、何、トロトロやってンだよォ~ー❗❗」

 激しい口調だ。



「な、な、何ですかァ~ー……😲💦💦💦」

 まさか…… そんなはずはない。

 思わず、僕は彼女を見て茫然とした。

 夢でも見ているのだろうか。



「この私をどんだけ待たすンだよォ~~……❗❗ 暑ッちィ~だろォ~ーー❗❗❗」

 美女は、たいそうのようだ。僕を睨み付けた。


「うッ、ううゥ……😓💦💦」

 僕は小さく呻くばかりだ。


 状況が全く理解できない。



 玄関に立っていたのは、セクシー女王様クイーンの如月アリスだ。



「ア、アリスゥ…さん……😓💦💦💦」

 どうして突然、セクシー女王様クイーンの如月アリスが僕の屋敷へ来るんだろう。







∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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