第123話 ロリータの正体

「いッ……、いろんなモノッてェ……

 何ですかァ~…」

 この彼女ひとは何を言ってるのだろう。

 まったく規格外のセクシー・クイーンだ。



『キャッキャ…ッ、股間からイカ臭ッせェ~トロロ汁を出してンだろォ~ー……

 臭ッせェ~ンだよ……❗❗

 トロロォ~ー❗❗』


「だッ、出してませんよ❗❗

 そんな股間からイカ臭いトロロ汁なんてェ~ー……❗」

 実際は出す寸前だったが……。



『フフ…✨😌✨✨ そんな事より、ようやくロリータの正体がわかったぞ』



「え、正体ッてェ……😓💦💦💦」

 なんだ。

 まだロリータのことを調べていたのか。

 



『あとで送信しておくから、大人しくソロ活動ライブで我慢して。

 ロリータの顔面に臭ッせェトロロ汁なんか出すなよォ~ー❗❗』



「だッ、出しませんよ…… 顔面シャワーなんてェ…… もちろん」

 バカなのか。このひとは……。


『じゃァ~なァ~…🎶✨』

 まるでアリスは酔っ払いのように陽気な声で自分の用件だけ伝えると、勝手に通話を切ってしまった。



「ンゥ……😓💦💦💦」

 なんなんだろう。




 ロリータの正体ッてェ……。






∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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