第124話 たっぷり遊んであげる

 翌日も天候が悪かった。


 雲が空をおおい、今にも雨が振りだしそうだ。



 しかも蒸し蒸しと暑い。

 全身にまとわりつくような熱気だ。



 昼前だと言うのに気温は三十度を軽く越え今日も間違いなく真夏日だろう。



 リビングでゲームをして遊んでいるロリータに向かって僕は声をかけた。



「ねぇ、ロリータ……」

「どうしたの。あとで、たっぷり遊んであげるから待っててェ…… お兄ちゃん✨😌✨」


「いやいや…… どんな遊びだよ。怖いな」



 取り急ぎ、外へ出掛ける用意をした。

「冷蔵庫の中にいろいろとお弁当とかパンとか、お菓子とか有るから、自由に食べて待ってて」



「え、お兄ちゃん…… どっかに行っちゃうの❓」

 急にゲームを途中で止め、不安な眼差まなざしで僕を見つめた。



「べ、別に…… ちょっとな」

 アリスから送信して貰った住所へ行くつもりだ。

 


「お兄ちゃんッたらァ、さんざんロリータの青い果実のような身体をもてあそんできたらポイッて捨てていくのね」

 飛んでもないことを言って僕を困らせた。



「な、な、何ィ~……😲💦💦💦」






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